BREITLING
ブライトリング
AB0121A11B1A1
ナビタイマーB01クロノグラフ43ジャパンエディション
NAVITMER B01 CHRONOGRAPH 43
JAPAN EDITION
1,040,000円+税
主なスペック
- ケース&ブレスレット材質:ステンレス
- ガラス材質:サファイア
- 駆動方式:自動巻き
- 3気圧防水
1952年の誕生以来、パイロットと航空ファンに支持され続けたナビタイマーが、そのロゴに翼を背負って再登場したのだから、ご紹介しないわけにはいかいでか!
Bの両側に翼がデザインされているブライトリングのウィングロゴは、2、3年前に惜しまれながら、世界市場からは羽ばたき、無くなってしまいました。
なぜか?
いや、貴方が、そのタイミングで交代したブライトリングの新CEOだったら、取り敢えず、何をするだろう。
何も浮かばぬのだ。
といって
「とりあえず、チーズファンデュでも食いに行くか?」
などというわけにはいかないだろう。
以前からいる従業員に、新CEOとしての威光を何とか示さねばなるまい。それにはまず、従来既存の何らかの仕組みなりあり方を変えねばならぬのだ。ケンシロウ!
取り敢えず、ブライトリングのロゴの翼を取っ払ってみよう。もし、よろしくない結果が出たならその時は、翼がまた生えてきた、蘇ったのだ、まさにフェニックスのように! ということにすればよいではないか。
そうしたことも、多少、あったかも知れませんね。
ウィングロゴの復活に、ピンクゴールドのバーインデックスと針が特徴な、日本流通限定でございます。
6時位置の12時間計の上には、SPECIAL EDITIONの文字がプリントされています。
赤いクロノグラフ秒針と、白ベゼルリングやクロノグラフ計が美しいコントラストを作り出しています。
直径は43mmと大きめです。
が今の一般の男性なら余裕で着こなせます。
いいですね。ベゼルのエッジが、これ、別の意味で「機械式」。
薄くはない。
シースルーバックから見えるブライトリング自社ムーブメントが美しい。
ブライトリングもまた、全商品がクロノメーターの規格を取得しています。
クロノメーターの規格を通るには、次のような条件により合計15日間の時刻の誤差を測定し、検定します。
温度差
- 23℃(0-10日目)
- 8℃(11日目)
- 再び23℃(12日目)
- 38℃(13日目)
- 再び23℃(14-15日目)
そして、もう一つの条件がより重要になるのですが、時計の向き・角度による誤差の測定です。
姿勢差
- 垂直・12時位置下向き(0-2日目)
- 垂直・12時位置右向き(3-4日目)
- 垂直・12時位置左向き(5-6日目)
- 水平・文字盤側下向き(7-8日目)
- 水平・文字盤側上向き(9-13日目)
- 再び垂直・12時位置下向き(14-15日目)
という順に測定した誤差が、基準値以内に納まることを確認するわけです。
「そう、今、皆さ〜んの目の前で何個もの時計の機械が取り付けらぁれてぇ、クルクルとぉ、まるでぇ、それはカルゥゼル、ん? 英語ではメリーゴーランドみたいねハハハ、こうして回っているこの機器が、まさにChi Cheißa(シィ・シェイサ)を検定するための検定器なのです」
以下より続き
「むっ?」
スイスのラ・ショー・ド・フォンにある時計工場で、私たち日本人の見学者に通訳して回るため行ったり来たりで目の回ったツアーガイドが、私の当時の英語力
ここから続く一連の V8! MAX エントリー
に目をつけて
「2つに分けた班のうち、あなたは2班目を引き連れて、私の後に・・・」
ぴたりと続いて耳をそばだて、一言一句逃さずに後ろの皆に説明するのが役目だという。まさかそのような言い方ではなかったと思うが、何日か一緒にスイスを回っているうちにある程度、気心も知れる仲となったのがまずかったのかも知れない。
「また、皆さんが質問したことを英語で聞いて、通訳してあげてくださいね」
当たり前のように役割を与えられた私は実は、案外、調子よくスイス人と英語を話すことができ、そんな様子が周りの皆には羨望の眼差しで見られているような気もするし、その中には、ちょこっと可愛いおニャニョ子もいるのだから、このツアー中にがっぷり四つの組み相撲を決めてやらあ。
そんな野望があったのに違いない。
ますます調子に乗る我が舌鋒よ。アルプス一万尺の小槍の上まで届いておくれ♫
そんな歌を内心、ニヤけて口ずさむ私が、腕利きのツアコンにでもなったように自信満々、キリッと
「むっ?」
眉をひそめたのは
「シィ・シェイサ」
時計の機械検定器コーナーで、前の班に通訳するガイドが、どこかの国の財務大臣のように口を歪めて発する言葉を何度か耳にした時だった。
「ドイツ語か?」
いや、ここはラ・ショー・ド・フォンだから、フランス語ではないか。
いやいや待て。
このガイドのババアは、彼らスイス人の言葉を日本語に訳して伝えてくれているわけだから
「シィ・シェイサ」
とは私の知らない日本語なはずだということに考えが及ばなかったのは、彼女が私たちに話す言葉が、日本語だったり英語だったり、はたまたフランス語なのかも普段からゴチャゴチャになっていたのに加えて、両手を大袈裟に広げて通訳に似せた作り話を始めたこの漢がもうスイスの、ユングフラウのヨッホッホで完璧に悦に入ってしまったからに間違いない。
「姿勢差」
というべきところを、ガイドのババアに倣えと口を歪め
検定器の並ぶそのコーナで、しなくてもいい軽めの会釈をして
「シィ・シェイサを、このように、多角的に、メニー多くの、ふう、検査します」
目の前のスイス人技術者に聞いたり聞かれたり手振り目配せもコミュニケーションがきっちり取れている風に抜からずに、くだんの
「シィ・シェイサ」
はフランス語的な言葉だろうという体(てい)で
「シィ・シェイシャわぁ、クロナォメタを取得するために、とても重要ですね」
右手で何か摘むようなジェスチャーをしながら
もう、自分が日本人なことさえ忘れていそうな漢が宣うこと数十秒
「他に質問わぁないですかぁ?」
思い出すだに、ああ、耳を塞いで布団に潜り込んで
「もうねぇから、早く次のコーナーに行けよ」
と言いたくなるではないか。
周りの皆は時計の小売業界から選抜された方々であり、検定器なども良く目にしており、私の説くところの「シィ・シェイサ」だか「シィ・シェイシャ」が姿勢差というのはお見通しなのだあああ、あかさたなはまやらわを〜ん!!!
恥ずいことは、たくさん、あります。
「シィ・シェイシャを検査するんですよ」
と言って唇を歪めて突き出して
「シィ・シェイシャ、わかります?」
「お前がな!」
と突っ込まれるようなことはなく、こんな私に対しても同行の皆さんは寛容で素敵な方々だった。振り返ってみれば、あのような奥ゆかしくも優しい人たちと一週間にも渡って旅行が出来たのは何という幸せだったろう。スイス時計VS国産時計などという大戦があるわけもなく、普段から接客に勤しみ、気遣い心遣いのありようを日常的に腐心していた同胞たちと一緒だったからこその、心穏やかな旅行だったに違いない。
そんな中でも、わずか一名ばかり、ヨーロッパの中心で一人旗を大袈裟に振っていた馬鹿も、あれから20年が経ってみればどうだろう、ああ、あんまり変わってないのかも知れないねオホホホ。
「ユングフラウ大戦」連載の初回はこちらから!
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NAVITMER B01 CHRONOGRAPH 43
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1,040,000円+税
大した悩みではありません
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