劇場版:名探偵しう【G-SHOCK BBRシリーズ】紅のララバイ（完

G-SHOCK
GX-56BBR-2JF
JPY 23,100円
主なスペック：Specifications
＋ケース＆ストラップ材質：樹脂・ステンレス
＋Case & Strap Material：Resin / Stainless Steel
＋ガラス材質：無機
＋Glass Material：Mineral
＋ケースサイズ：55.5 x 53.6 mm：Case Size
＋厚さ：17.5mm：Thickness
＋重さ：88g：Weight
＋駆動方式：ソーラー
＋Movement：Solar
＋20気圧防水：20bar
＋発売日：2025年5月16日
＋Released：May, 2025

５月のG-SHOCK、新カラバリシリーズの残り

２点のレビューをするにあたり

同じカラーバリエーションシリーズを分けて、レビューする辛さを改めて、痛感しており

今後は、ある程度まとめていかないと、続かない。
何事も継続は力なり。
続けることの大切さ。
そして、続けたその先に、ゴールを見つけたならば、さぞかし
「メシウマ～」
に違いない。
というわけで、この度は

上掲エントリーの続きをメインに、画像のキャプションにちょこちょこと、どーでもいいことを付け加えるスタイルで進めていきたいので、しうブログの
「FISH STORY」

に興味のない方は残念であります。
それでは

割と長いので、まったりと、、、行きます

アームチェアディテクティブ、安楽死探偵しうの推理は
「順子さん」
いつものように、その夫人を
「さん」
付けで敬語を使う丁寧な語りかけから、幕を開けた。

いかがだろう？
ここで、いきなりではありますが、古き良き探偵小説のお決まりのスタイルで、読者の皆様にお聞きしたい。
読者への挑戦である。

数理小説を読まれる読者様は、犯人と思しき人物が、探偵の、推理ご開陳時に見せる態度には、いくつかのパターンがあるのはご存知だろう。
探偵の推理を妨害しようとする者。
苛つくもの。
怒りをあらわにするもの。
いや。真犯人は、こんな時、積極的に推理に参加するのかも知れない。
どうだろう。

積極的に関わるのを避け、あくまで、第三者的な立ち位置で、探偵の推理を誘導しようとするかも知れない。
誰が犯人か。
ここで、皆さんにお集まりいただきましたのは

この
「血痕」
の犯人は誰か。
この謎を紐解いていきたいのです。
まず、この血痕を最初に発見したのは、私の妻
「順子」
である。

休日の朝、７時過ぎに会社に出社する夫の
「ｲｯﾃｷﾏｽ」
気付いてもらえなくてもいい。そんな気遣いの、小さな声の挨拶に
「ムニャムニャ」
敢えて、大きな寝言のような返事をして布団を被っていたアナタが起床したのは何時だろう？

ﾃﾞﾊ

その時に、私たちの寝室から点々と、一階に続く血痕を見つけたと。

２階の寝室から廊下へと続く血痕は、１階に降りる階段のところどころに、付着し、１階へ。そして、点々と、トイレや風呂回りまで続き、さらに、戻って、キッチンの辺りには、大きな血の塊が床にこびりついていた。
犯人の取った行動が、手に取るようにわかる。

いや、犯人が血痕を隠そうとしているようには見えない。
いや、犯人は、血痕に気付いていなかった、のではないか。

G-SHOCK
GA-700BBR-1AJF
JPY 18,700円
主なスペック：Specifications
＋ケース＆ストラップ材質：樹脂・ステンレス
＋Case & Strap Material：Resin / Stainless Steel
＋ガラス材質：無機
＋Glass Material：Mineral
＋ケースサイズ：57.5 x 53.4 mm：Case Size
＋厚さ：18.5mm：Thickness
＋重さ：75g：Weight
＋駆動方式：電池
＋Movement：Battery
＋20気圧防水：20bar
＋発売日：2025年5月16日
＋Released：May, 2025

順子さん。
アナタは言った。
「血を拭き取るのは、物凄く大変だった」
と。
一日働き疲れて帰ってきた私は
「血」
「大きな塊」
「家中に、点々と」
まくし立てられる数々の過激な言葉に狼狽し

ソファに崩れ落ちた。
下血か。
お尻の穴をまさぐり、匂いを嗅ぎ
「なるほどぉ⤴」
ついでに、手に血の着いていないことを確認する。
どこだ。
肘か。

若かりし頃、自転車で何度もこけ、そのたびに大きくえぐれて、今でも、夏場には得体の知れない液がにじみ出てくる肘の小さな穴。
「トミー・ジョン手術」
大谷翔平が行ったという手術を耳にして

一度、かかりつけの医者に
「この穴を塞いで、もらえませんか？」
気になって訪ねたことがあったが

断られた経緯のある両肘の

その穴を確認してみるが、血も何も、出ていない。
この血は、本当に私のものなのか？
彼女の、ではないのか。
「しう（いつも呼び捨て）じゃないの！」
体の各所をあらためて、確認しながら思索するうちに、冷静さを取り戻し

ソファで靴下を脱いだ

その時、私は左足の薬指の、左側に大きな裂傷を発見したのです。

彼女に、その左足の傷を見せた瞬間
「そうだ、思い出した」
昨晩の記憶が一気に蘇る。
そうだ。

昨日の夜中、トイレに下りようとした時に、ドアの角で打ったのです。

思わず、大きな声を出したのだけれど、順子さんはぐっすりと熟睡なさっており、気づかなかったのでしょう。痛む足を引きずりながら

私は２階の寝室から、１階のトイレまで歩いていった。もちろん、多少の灯りは付けてたものの、かなり寝ぼけていた。トイレも行きたい。そんな状態の私は、血を流すほどの傷を、この左足の薬指に負っていると気付かなかった。用を足し

キッチンで水を飲んで、左足をつま先立ちするようにして寝室のベッドに転がり、また、朝まで熟睡した。
そうです。
この度の、しう家血痕事件の犯人は「私」
でした。

いや。

順子さん。
ここでお聞きしたい。
アナタはおっしゃった。
「物凄い数の血痕」
「ここは特に大きくて」
「汚れを落とすのが大変だったんだよっ！！！」
「この血は

と。
血痕の犯人は、私だったかも知れない。
ただ、私はわざと血を床に着けたわけではない。
故意ではなく、過失。
血痕が取れにくかったのは、それは、大変だったかも知れない。
だとしても、血痕の犯人が、もし、私ではなく、子や順子さん、アナタだったなら。
私は間違いなく

と聞くはずです。
けっして

そんなことは言いはしない！
そんなに大量の血なら、心底、心配するはず。
「しう、大丈夫だった？」
この一言。
「大きなケガかと、心配したんだから」
おわかりいただけますね。

この事件の真なる犯人は。

いや、もうやめましょう。
折角、作ってくれた晩ごはん
「ベーコンエッグと解凍ミックス野菜定食」
が冷めてしまいます。
さあ、いただきましょう。
うまいっ！
今日のご飯は、いつにも増して、うまい。
メシウマぁあああ～

終わり）(順子さんは実在しません