「やつは、、、」
190㎝以上あるその巨体で、ネリの丸丸ほどもある大きくて太い自然薯を擦り下ろす手を止めた
『やわらか屋』
の大将、岩木は
「、、、卑怯者だ」
一見、朴訥としていながら、信じ愛する事共に対する己の妥協を許さない。それは『やわらか屋』にて饗される数々の肴の、尋常でない柔らかさ加減と同じほどに。
「だと思いました、ホントのところは、ね」
テキトーに返事を弄するいつもの私に少し、悲しい視線を投げかけただろうか。
「ははは」
「ネリと、山中慎介の因縁をご存知ですか?」
すなわち、ネリとの試合で二度の敗戦を喫し引退した山中。しかし、一度目はネリによる禁止薬物の摂取、二度目は、ネリの体重超過という、二度のアンフェアな状況が大きく影響しており、それはネリの、ある意味、常套手段だと言われている。
「いや、間違いないんです。彼は、他の相手にも、同じような手段を使っているんですから」
初回はこちら
KING SEIKO
キングセイコー
KS1969
SDKA017
JPY 396,000円
主なスペック:Specifications
+ケース&ストラップ材質:ステンレス
+Case & Strap Material:Stainless Steel
+ガラス材質:サファイア
+Glass Material:Sapphire
+ケースサイズ:43.6 x 39.4mm:Case Size
+厚さ:9.9mm:Thickness
+バンド幅:19mm:distance btwn lugs
+重さ:126.0g:Weight
+駆動方式:自動巻(6L35)
+Movement:Automatic
+精度:日差+15秒〜−10秒
+継続時間:約45時間
+5気圧防水:5bar
+発売日:2024年7月6日
+Released:July, 2024
+その他:東京のビル街
7月の初めに発売されたばかりにして、かなり好評をいただいているキングセイコーの新ラインナップ
「KS1969」
は
1969年代に発売されたキングセイコーの原点とも呼べるフォルムに
立ち返ったモデルで、今回、3色のカラーバリエーションとして登場しました。
珍しい「江戸紫」というカラーリング
こちらは、KS1969の限定バージョン
現行キングセイコーでは
最薄の9.9mm厚で、さらに
ブレスレット
細かい駒で縦横に柔軟に動くブレスレットのやわらかなフィット感でつけ心地が良く
好対照
非常に高い装用感を生み出しています。
文字盤のカラーとパターンはひと目
「ザ・シンプル」
と感じられるのですが
型打ち
高級時計に見られる放射状の筋目仕上げではなく
こちらは「KSK」シリーズ
ザ・文字盤的な筋目仕上げ。
また、現行では最安シリーズ
グラデーションに輝いて見えるような複雑なパターンをしています。
これぞ、シンプル。
さて、あとはもう、あれですね。
上掲の2エントリーにて
「キングセイコー」
や
「KS1969」
「KSK」
などについて、まあ、しうブログとしては割としっかり目に
「矢羽根」
インデックスも特徴的
レビューしたような気がするので、そちらも比較でご覧になっていただいて
物足りなければ、他のHPをご覧になったり、下の比較動画なども見ていただいたら、より、欲しくなるはずっ!!!
こちらは光らないショート動画
キングセイコーKS1969、3色比較動画
インターネットでカートに入れられない商品なので、在庫などいろいろ、お尋ねください。
などと聞かない私に切々と、いや、案外、楽しげに語る大将、岩木の話はたけなわで、私も酒がどしどしと進み
「いやぁ、であれば、今回の一戦は、日本ボクシングファンにとっては、雪辱のタイトルマッチだったわけですね」
「そうなんです。数年の時を経て、若き王者が、疑惑に泣いた元世界王者への思いを胸に、疑惑の挑戦者を叩きのめした。ここにこそ、全てが収斂する。そこに、ネリへの称賛など入り込む余地はないんです」
「そうです、そうです。よしっ、大将、井上に乾杯だっ。ここはボクのおごりです。どうぞ、ビールでも何でも飲んでください」
「それでは、お言葉に甘えて」
「あと、私は丁度、その自然薯の練ったのをいただけますか。ネリをいただくってね」
「はははは」
「はははは」
「ごめん、ビールを一杯」
仲睦まじく語らい、盛り上がる私たちの、蚊帳の外に置かれた格好の奥さんが無視をして、大将が何かを頼むと別の支度をし始めるのはいつものことだから
「自分で入れてっと、じゃあ」
「乾木~不!」
「乾木~不!」
「はははは」
「はははは」
楽しい宴は、奥さんの柔らかな不機嫌を肴にますます盛り上がるのであった。
「はははは」
「はははは」
はははは
はははは
まだまだ、つづく)