30年前、渋谷のセンター街をまさに
「チーマー」
と呼ばれる半グレ連中が跋扈していた頃、ケンシロウという同居人がその友人たちと
「渋谷はヤベーし」
ということで西へ下って飲んでおりましたら、下北沢のチーマーに難癖をつけられて不意を打たれ、意識不明状態で、気づけば、救急車に乗せられていたらしい。
「訴えますか」
多分、警察官の問いかけに
「いえいえ。いいです」
そう答え、診察を受けて、どうだったろう。
その後、私たちのマンションにどうにかして辿り着いたはずだ。なぜなら、ほら。
「ピンポーン」
こんな遅くに呼鈴を鳴らすのは、同居人のケンシロウしかいまい。
（わっ）
上機嫌の彼を驚かせてやろうと、念のため、ご本人確認をと
「うわっ」
ドアスコープから覗いて思わず
「うぁああああああっ」
漏れた叫びは、絶叫に変わった。
急いで、ドアの鍵を開ける。
「どうしたああああ！？」
玄関の前でフラフラと呆然の、イチゴのジャムおじさんにも似て血だらけの、アンパンマンが立っているではないか。
その時の、彼の殴られて、パンパンになった顔を忘れることは今でもできない。
と書こうと思ったが、実は、アンパンマンのようだったということは覚えているが、実際の様は、全く思い出せない。
夜の２時とか３時くらいの話だったはずだ。
バケツに水をためて、マンション一階のコンビニから氷を買ってきて、タオルを浸けて、冷やしてあげたろうか。
「うーうー」
うめき声ともならない彼の説明によれば、下北沢で意識不明に陥ったケンシロウは、サラリーマンのおじさんに助けられ、救急車で連れて行かれた病院で検査した結果、明日また、病院に行かなければならないけど、まあ、大丈夫みたいなので、こうして帰宅して
「寝、、、」
一言漏らして、ベッドに入った彼の、なかなか止まないイビキに怯えた私は、朝まで寝ることができなかった。
G-SHOCK
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JPY 16,000円＋税
主なスペック : Specifications
- ケース＆ストラップ材質：樹脂 / ステンレス
- Case & Strap Material : Resin / Stainless Steel
- ガラス材質：無機
- Glass Material : Mineral
- ケースサイズ：53.2 x 50mm : Case Size
- 厚さ：18.7mm : Thickness
- 重さ：67g : Weight
- 駆動方式：電池
- Movement : Battery
- 20気圧防水 : 20 bar
- 発売日：2023年2月
- Released : February, 2023
そんな華やかな時代の、荒ぶれて失敗ばかりだった頃の東京を、渋谷を地図上で徘徊することになろうとは思いもよらなかった。
遠い昔の話が、走馬灯のように脳裏を駆け巡る。
「宝探し」
シリーズという名目で、当ブログに対する挑戦状を叩きつけてきたカシオ計算機には、脱帽である。
扌兆単戈丬犬
連載第１回目。
私が地図に弱く、さらには、このように、学生時代の思い出に浸ることで、脳の活動を鈍化さえようという魂胆ではあったのだろう。
敵ながら見事である。
ただ、前回のエントリーで申し上げたように、当ブログには読者様という心強い見方
以下のエントリーより続き）
がついているのである。
賢明な読者様からヒントを頂いたのだ。
「正解」
ではなく、ヒントをくださるというところが憎いではないか。
もう少し、詳しく指し示してくれれば、貴重な私の時間を費やさずに済んだのにあああ、口惜しいという思いもよぎるくらいであった。
が、時間をかけるということが、定量的な愛情表現の目安であるということがわかってきた私にとっては、時間をかけてこの難問を解決し、解答を明示することこそが特別で最高の、読者様への愛情であるのだから
人のためにかける時間と、愛情について
このヒントを授与いただいたYforM様は、そこまで、考えた上で、このような試練を私に与えられたのに違いない。
それでは、そのヒントをもう一度、ここで確認しよう。
青いヤツ→縦に走ってる3本線はJR
赤いヤツ→ゴール地点周辺はスクランブル交差点
黒いヤツ→バンド部分の特徴的な柄は代々木体育館
上掲のリンク先エントリーによって、青いヤツと黒いヤツに関しては既に、解決はしてあるが、この度の
赤いヤツ→ゴール地点周辺はスクランブル交差点
はもう、答えが書いてしまっているようなものである。
ゴール地点をご覧いただこう。
ふむ。
どうすれば、ここXが、渋谷のあのスクランブル交差点を示しているのか
私にはわからない。
マップを見ても、どうも、ピンとこないので、もし、当ヒントがなかったならば、私にこの度の難問は解決できなかったかも知れないが、まあ、ヒントはあったのだから、それでいいじゃあないか。
というわけで、スクランブル交差点の周辺まで
順調に南下していた彼は、一旦、ペースを緩めてクルッと向きを変えたように見えるのは
多分、渋谷の痴加害、いや地下街から地上に出て、渋谷駅前のスクランブル交差点の、ハチ公周辺で
「クルッ」
と、待ち合わせの人と向き合い、会うことができたということを表現しているとも言えそうである。
が、もしそうでなかったとしても
ゴール地点が、渋谷のスクランブル交差点ということには多分、間違いはなさそうだから、それはそれでいいのである。
さあ、それでは、これら３本の腕時計、G-SHOCKが表してきた道筋をもう一度、順番を改めて、確認してみると、まず
原宿駅からRAYARD MIYASHITA PARK内にたどり着いたならば、もう、後は簡単であった。
風のように行動を起こして、散策して
内にて、MR-Gなどを林のように静かに眺めていたかと、店員さんの丁寧な説明に烈火のように突き動かされて図らず
人気大絶賛「MR-G」
欲しいっなかいしうブログMRG-B2000B-1A4JR 「赤備え」
を衝動買い。
嬉しさ余ってスキップをするように、渋谷のスクランブル交差点で行ったり来たりして、ハチ公にもまたがってみたりして
十分に渋谷を侵掠したならば、後は、山のごとく
煩悩のクールダウンにと
改良されそうだけど、安いし行ってみたいな。
改良湯のサウナからの水風呂で
「整いました。
おととい、来ました。
弟と来ました」
などと言いながら、ゆったりとした大浴場に肩まで浸かってふと。
目の前に描かれた富士の山。
ああああ、これか。
ようやく、宝を見つける。
それも目の前に。
そう。
渋谷をめぐるトレジャーハントは、富士の山の如き泰然として寛ぐ己を見つける旅路だったんだよ！
ブハハハハ
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