右足の親指周辺にヒビでも入ったのだろう。
「とりあえず、昼休憩に看てもらうわ」
「オッケイ。今日は残業だから遅くなるから、じゃあ」
女房は会社に遅れそうだからと、痛みに耐える私には目もくれず、あああ、私が乗っていくつもりだった自家用車を駆って出発した。
「くそっ」
彼女の後ろ姿にしっかりと中指を立ててから自転車にまたがり、ほぼほぼケンケンのような格好で進めて汗みどろでたどり着いた会社の事務所で、朝一番、受けた報告が、支店A店の社員が、ゾンビのように恐ろしいあの
「ウィルスに感染しちゃいましたw」
というわけだから、弱り目に祟り目。
こちらからの続き)
初回はこちらから)
渚の【G-SHOCK GMA-S2100SK-1AJF】白いパラソル G-SHOCK GMA-S2100SK-1AJF 15,500円+税 主なスペック ケース&ストラップ材質:樹脂 / ステンレス ガラス材質:無機 ケースサイズ:46.2 X 42.9mm 厚さ:11.2mm 重さ:...
涙目の私は
「おはようございま〜すw」
「かっこしょ〜w」
などと馬鹿面で朝礼に参加しただろうか。
あまりの痛みと同時に起こった厄災により、その時の記憶が、全くないのだ。
世間を賑わしているあの惨事が、当社でも広がりつつあるかもしれないということは報告しただろう。
状況に応じて、当店も含めて対応していくのだから
「ご協力、よろしくお願いしま〜すw」
「かっこしょ〜w」
そんな風に締めくくって、被害の多いらしいA店に向かい車を走らせている最中にも
「ち〜ん」
「ち〜ん」
「ち〜ん」
仏壇のおりんのように、静かに鳴り響く音ともに送られてくる感染者からの何通ものメッセージに
「南無」
成仏する魂の数を重ねて、心の中で、手を合わせたかも知れない。
様々な思いが千千に乱れ飛び交う心中、ようやくたどり着いた大きなテナントビルの駐車場から、私の記憶は蘇るのだ。
G-SHOCK
GM-5600SS-1JR
31,000円+税
主なスペック
- ケース&ストラップ材質:樹脂 / ステンレス
- ガラス材質:無機
- ケースサイズ:49.6 X 43.2mm
- 厚さ:12.9mm
- 重さ:73g
- 駆動方式:電池 クオーツ
- 20気圧防水
- 発売日:2022年9月16日
ストリートスピリッツというテーマで本日、発売されたG-SHOCKの限定モデルは
グラフィティで用いられるスプレー表現を、部位ごとに異なる手法で再現しました。
CASIO HPより
とのことですが、要するに、街で見られるスプレーの落書きをイメージしたということであれば、つまり違法行為の礼賛であり、まさに大問題!
というか
各所に実在するストリートの文化をヒントにしているということなわけでございます。
まさに、スプレーで吹き付けたようなペイントは、バンドだけではなく
ステンレスケースにもばっちりと施されています。
シルバーカラーのメタルケースに、わざわざ、マスキングをして、ブルーとゴールドのIP処理をしているとのこと。
下地のシルバーが透けて見える雰囲気もグッドです。
まさにスプラトゥーンの世界感。
楽し〜。
GM-2100SS-1AJR こちらもストリートスピリッツ。楽しくて、美しい!
スプラ【G-SHOCK GM-2100SS-1AJR】トゥーン G-SHOCK GM-2100SS-1AJR 35,000円+税 主なスペック ケース&ストラップ材質:ステンレス / 樹脂 ガラス材質:無機 ケースサイズ:49.3 X 44.4mm 厚さ:11.8mm 重さ:72...
上掲のレビューでも書いたのですが、クールで楽しくて、それでいて
ストリートのファンキーでグランジな雰囲気もうまく表現しながら
ビューティフルという腕時計いや、商品、製品ってなかなか、ないんじゃないでしょうか。
これこそはまさにクールジャパンの
腕時計の歴史を変革し続けるG-SHOCKが誕生したのが1983年。
1983年の発売以来、飽くなき強さを求めて進化を続けるタフネスウオッチG-SHOCKから
CASIO HPより
上記の文章を何度、目にしてきたことか。
この文言を目にしている頻度は、CASIOのHP担当者に次ぐくらいではないかと自負する私が想像するに、担当者はきっとコピペツールを使用して
「飽くなき」
と入力すれば上記の文章がペーストできるようにしているはず。
いや、それだけですけど。
チラチラと見えるゴールドもいい感じです。
6時側のストラップを束ねる遊環という部分。
この部分は痛みやすいので、限定モデルである当GM-5600SS-1JRの遊環が、ステンレス製なのは嬉しい仕様です。
バンドの根元のパーツを内側にスライドすると、バンドが取り外せるようになっています。
おわかりいただけただろうか?
上掲の画像をよくご覧いただきたい。
カシオHPには、ケースのメタルは
「シルバーがベースカラー」
との記載がありますが、ケースの端部分からは、このようにゴールドが覗いており、ゴールドの上からシルバーメッキがしてあるようにも・・・。
もうね。
何も言うことないっす。
バンドのブルーの、シルバーよりの絶妙な薄さ加減が素晴らしい。
メタルケースのこの、精細な造形と仕上げは、まさにカシオのお手の物。
こりゃ、今週末は急いで店頭に行かなきゃ、ヤバイやつ。
限定G-SHOCKでございます。
動画もどうぞ、御覧ください。
こちらはショート。上記のビデオと内容は違います。
インターネットでご購入いただけます。
新規会員登録で、その場で使える1000ポイント(1000円相当)進呈
G-SHOCK
GM-5600SS-1JR
31,000円+税
事件は現場で起きているから、現場百遍。
とはいえ、余りにも被害の大きいA店に近づきすぎると、私もゾンビウィルスの影響を受けかねないため、A店の店長、Z氏を外の駐車場まで呼び事情を聞く。
「どうですか?」
A店はすでに、店内の明かりを落とすと同時に
「研修にて…(かっこしょ〜」
という貼り紙でご来店のお詫びを告げている。
出勤してきた社員は皆、昨日、感染社員と接触していることを確認済みながら、今、現在は、店内のアルコール消毒に勤しんでいるという。
意気消沈しがちな雰囲気の中
「それでも!」
仲間同士で讃え合い、ハイタッチしようかと
(待てよ、こいつも既に)
押し寄せるゾンビの群れのような疑心暗鬼を目の前に、最期、一矢報いんとする勇気と
「ダメ…かなw」
諦めの混ざった自重気味の笑みを浮かべながら、彼らは必死に戦っているはずだ。
その心意気に報いたい。
がしかし。
私には、多くの守らなければならないものがある。
家族。
他の社員。
お客様。
いや、何よりも私自身。
(トリアージ)
そんな言葉が脳裏を掠める。
「もう、ここは、閉めた方が良いかも」
「待って下さいっ!」
彼らが戦う大きなテナントビルの、屋外の駐車場で、車から降りた私は店長Zと対峙している。
「ぼくだちはっダイジョウブっですっ!」
過剰なほどに大声で、しかも破裂音を爆裂させて叫びながら
「ぼぐだげでぼっっ」
ドシドシと近付く店長の勢いは増して、私たちを隔てる車のボンネットをダンダンと叩き、まさに立ち上がらんばかりに
「お店はオープッンしますので、ディベロッッッパーさんにも、そうづだえでいまぶっ」
ディベロッパーという言葉の、やや意味不明気味にして、ああああ、この破裂音。
「いや、いまぶっ、じゃねーよ。ちけーし、つばが飛んでんだわ!」
ボンネットの上から掴みかかろうとするZを手で制した私には、もう、すでに、わかっていたのだ。
「ばだっ、ばだっ、わだじは、だだがえますっ。ぜったいにっいいいいひいいいい!」
ここも、あと、わずかで陥落、か。
「わだぢわ〜まだあ〜だだがえ」
「アデュ」
感染状況を逐一、報告する旨を命じ、一旦、A店から撤退する私の
「チーン」
スマホは鳴り続ける。
続く、連載物は面白くないというジンクスを払拭できるか!)
こちらに続きました)
痛【G-SHOCK DW-5000SS-1JR】風 時計の針は今、11時手前を指している。 1時間ほどの滞在であったが、とりあえず 「アディオス・アスタルェゴ〜♡」 ゾンビウィルスによって大炎上中の現場であるA店の、...
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