PRESAGE
Classic Series
プレザージュ
クラシック・シリーズ
HCC001J
JPY 132,000円
主なスペック:Specifications
+ケース&ストラップ材質:ステンレス
+Case & Strap Material:Stainless Steel
+ガラス材質:サファイア
+Glass Material:Sapphire
+ケースサイズ:43.8 x 38.0mm:Case Size
+厚さ:12.9mm:Thickness
+バンド幅:20.0mm:distance btwn lugs
+重さ:135.0g:Weight
+駆動方式:自動巻き
+Movement:Automatic
+精度:平均日差+25秒〜−15秒
+継続時間:約72時間
+10気圧防水:10bar
+発売日:2026年7月10日
+Released:July, 2026

やっぱ、私はプレザージュのクラシック・シリーズがいい、と思う。

そう思う。
7月に発売されたばかりの
「クラシック・シリーズ」
新作は

ダイヤルに波打つパターンを採用しているのも、また

こちらもまた、生糸をイメージしたパターン
36mm径と、当HCC001Jよりさらにコンパクト

美しい。
この白は
「白練」
というらしい。
混じり気のない

美しい白を表現した、という。
私は、上掲のSARX129よりも、当HCC001Jのダイヤル・パターンの方が好きだ。
がしかし、どちらも趣きがあり、サイズ感も合わせて比較が楽しい。

また

若竹色

カラーバリエーションからカラーリングを比べて、思い悩むのもまた、楽しい。

このように全体像を眺めると、プレザージュ、クラシック・シリーズ当HCC001Jの極々、シンプルな佇まいを見て取ることができるのではないか。
シンプルがいい。
と私は思う。
が、シンプルでは嫌だ。
という人もいるだろうか。
でも待って。

思い返してご覧なさい。
あの皆が欲しい雲上の、スイス時計だって、全体的にシンプルな佇まいをしているのではないか。

手首に沿う面にはマイナスのカーブがかけられている。
そして、全体的なケースのフォルムも御覧なさい。
あの時計も、当HCC001Jを初めとするプレザージュ、クラシックシリーズと同じように

直線と平面をできるだけ使わない曲面でできているのではなかったか。
これだった。
究極の

曲面のサファイアを採用しているのが特徴
ケースフォルムの解答が、ここにあった。
しかもクラシック・シリーズは、10万円台前半の価格。

インデックスと針も緩やかな曲面を描いている。
なぜか。
どこか、短所があるはずだ。
瑕疵があるのではないか。
ノンノン。
ブレスレットしかり。
その先の

小さすぎることはない
中留:バックルもペラペラではなくしっかりと剛性があり、それなりの高級感もある。
防水性は?
負けはしないっ。10気圧防水。
ならば、精度は?
それは、雲上ウオッチに比べるべくはないが

入門篇として大オススメ
と同時に、機械式腕時計に精度を求めるべくもない。
精度なら電波時計がどこの高級機械式時計よりも勝っているのに決まってらぁ。
ではなぜ、私は

プレザージュのクラシック・シリーズに惹かれるのか。
そこにロマンがあるからであります。
コツコツと

1秒の数分の1を刻んで進んでいく、秒針に連動して分針が、そして時針が進んでいく、この姿。
デジタルにはない遅れや進み。
それでも、何年も同じように、我が手首の上で時間を紡いでくれるプレザージュ。

横暴な客先で怒鳴られ、肩を落として帰社する際に、駅の階段を踏み外して転げた情けない姿。
地に着いた左手の、手首で動く当HCC001Jにも衝撃があったろうか。
バックルやケースを

擦ってしまったかも知れないと、確認すると、確かに傷がある。
が、当HCC001Jは照りつける真夏の太陽に輝き、我が額の汗に輝いている。
額から流れる真夏の汗が目尻にふと、かかった瞬間

新しい汗が血潮となって吹き出しそうになるのを堪え、パッと前を見て立ち上がる。
父から譲り受けたこのHCC001J。
父の顔にはいつも、笑顔が漲(みなぎ)っていた。
自信がキラリと光っていた。

輝く
あの人の笑顔の裏にも、ボクの足元の、汗が滲んだ影のような物語があったのだろうか。
いや。
ボクの物語はこうして、今、目の前の雑踏に広がっている。
このプレザージュを手に、懐かしい父の面影を追い越すボクの物語は、まだ始まったばかりだ。


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