夜の静寂に【オリエントスター RK-BW0001S】月がひとつ

OREINT STAR
M45 F8 Mechanical Moon Phase Hand Winding
オリエントスター
M45 F8 メカニカル ムーンフェイズ 手巻き
RK-BW0001S
JPY 418,000円
主なスペック：Specifications
＋ケース材質：ステンレス
＋ストラップ材質：ワニ革
＋Case Material：Stainless Steel
＋Strap Material：Leather
＋ガラス材質：サファイア
＋Glass Material：Sapphire
＋ケースサイズ：46.7 x 39.5mm：Case Size
＋厚さ：11.9mm：Thickness
＋バンド幅：20mm：distance btwn lugs
＋重さ：79g：Weight
＋駆動方式：自動巻
＋Movement：Automatic
＋精度：平均日差+15秒〜−5秒
＋継続時間：70時間
＋3気圧防水：3bar
＋発売日：2025年10月
＋Released：October, 2025

いやぁ、これ。
美しいです。
シンプルなんです。
そして、美しい。
「夜の静寂に月がひとつ」
当RK-BW0001Sのダイヤルが表現している情景。

静寂の感じられるダイヤルと白蝶貝で彩られた月が6時位置の窓からそっと、覗く。

あああ、久しぶりにこれほど美しいムーンフェイズを見た。
月を見た。
というようなことを、4日ほど前に書いたことを思い出す。

柔らかな曲線でコロンとしたケースフォルムに
短めのカン足に見られる

代表的なオリエントスターのクラシカルスタイルを継承しながら

視点を一転、オフホワイトのダイヤルに戻してみれば

ボケた画像で、フツーに見える時計が出現するのは、私の撮影ミスでありますから

気を取り直してさらに一転。
いかがだろう？
シルクのように繊細なヘアラインが中央から放射状に施されたダイヤルに息を呑む。

上掲、画像では割と
「シルバー」
っぽく見えていますが
「白」
がキラキラ輝いて

あるいはエナメルのようでありながらも、やっぱり白。

オリエントスターのＨＰによれば
「厚クリア塗装」
「ラッピング加工」
が施されているという。

鮮やかな白とブルーの針の好対照。
そしてパワーリザーブ・インジケーターの美しさが１２時位置に

キラリとコンパクトに主張している。
このバランス感覚。
あああ、それなのにそれなのに。
どうして、もう少し美しい画像を撮れないのか。
いや。
考えてみてもらいたい。
もう少しで、時計レビューブログ歴、６年。
画像と動画の撮影に明け暮れる毎日。
ほどほど、嫌気が差したのだ。

ではなくって、敢えて、美しい画像を撮らなかったと申し上げたい。
何でもかんでも動画だ画像だ。
しかも３０秒足らずの動画が次から次に流れて

そんな世の中に、警鐘を鳴らしたい。
実機を触ってもらいたい。
この

美しい筐体を。
美しい文字盤を、いや、シンプルに、よりシンプルにと

敢えて手巻きを選んで、裏側から機械の美しさも併せて御覧いただける。

前から見ても、後ろから見ても美しい。
ずっと見ていたくなる。
あまりにも美して、触りたくない、とさせ思ってしまふ。
自分のモノにしたいが、その前に。
実物を前に、静かに語りかけたい男心。

ほら、こちらばかり向いてないで、まずはそう。
右を向いて、御覧なさい。
あああ

サイドの曲線が堪らない。
サイドを見られるのは、ん？
そうだろう、恥ずかしいだろう、案外。
なぜなら、サイドに全体のフォルムが現れるからだよ、手を抜いたらすぐバレる。

そして、そうだ。あっちを向いてご覧なさい。
おいおい。
こりゃぁたまらない。
さぁ、それではいよいよ。