オリンピック【G-SHOCK GD-010】総括

G-SHOCK
GD-010
JPY 14,850円
主なスペック：Specifications
＋ケース＆ストラップ材質：バイオマスカーボン・樹脂
＋Case & Strap Material：Biomass Carbon / Biomass Resin
＋ガラス材質：無機
＋Glass Material：Mineral
＋ケースサイズ：54.9 x 51.9mm：Case Size
＋厚さ：16.1mm：Thickness
＋重さ：65g：Weight
＋駆動方式：10年電池
＋Movement：10 Year Battery
＋20気圧防水：20bar
＋発売日：2024年8月9日
＋Released：August, 2024

タフネスを標榜して40年。
ついに、完全なる
「タフネス」
を手に入れることに成功したG-SHOCKの最新作が登場。

当GD-010シリーズは何と、長寿命のバッテリーを搭載しており

その寿命10年。
そう。
いつでもタフな鎧に守られたG-SHOCKではありますが、電池交換のタイミングでは、裏蓋を開けられて丸裸。

そのときばかりは、さすがにG-SHOCKといえども、タフさを誇ることは出来ないのであります。そのように弱点をさらけ出すタイミングが10年に1回で良いということは、ほぼほぼ、無敵なタフネスを手に入れたと言えるのではないでしょうか？

っていうか、ソーラーだったら、電池交換しなくてもいいのではという反論があるかも知れませんが、そうなると価格が高くなるじゃないですか。

だったら、1万円代前半の価格という高コスパも、新シリーズ
「GD-010」
であれば、タフな使用を前提とするユーザーにとって、気兼ねなく使えるという大きなメリットがある。
タフであることと
「タフな使用をしたいと思える」
のは全く違うわけです。
こんな言葉があります。

「タフでなければ生きていけない。
優しくなくては、生きる資格がない。」
レイモンド・チャンドラーの小説の中のセリフです。
この言葉を、何かのタイミングで知った私が食事時か何かで、父親に話したら、しばらくしてＰＴＡ会長の挨拶として、学生の前でその言葉を使って
「評判良かったよ」
とニコニコだったのは、楽しい思い出。

この度、10年電池モデルとして発売された「GD-010」
シリーズは３カラバリ。

この
「カラバリ」
というのは、カラビナとは似て非なるものでございまして

カラーバリエーションの略であり、このように、私たちは何でも言葉を略すもので、それは
「今の若者は、全く」
というようなことではありませんし、日本人だけでもないのです。

ただ、最近、少し気になっている略語というか略し方が、古くは
「オグシオ」
から始まり、このパリでは銅メダルと活躍した
「シダマツ」
などという、バドミントンダブルスのペアの略。

あれは、多分、スポーツ新聞の記者が考えているのだろうなとぼんやり、と考えておりましたら

この度の
「ワタガシペア」
というネーミングに至り

考えついたオヤジが心の中で
（ニチャァ～、スクープだわ）

とほくそ笑む姿や、次の日には
「ワタガシペア」
という文字が特大フォントで紙面の半分以上を飾って、これで、スペースも稼げるしとか。

そんな妄想が一気に膨らんだ今日このごろ

こちらから、続きかな、まあ

オリンピックを見ていて
「これって、生活の役に立つ、のかな？」
などとふと、思ったりすることはないだろうか。

いや、私はふと、そんな風に思ったりして

いやいや、スポーツは自己満足、楽しむためのものであるわけだから

自分より大きなウェイトを
「えぃつ！」
と持ち上げプルプルと支えるのも、高い台の上から水に向かって飛び込むのも、役に立とうが立たまいが、それはそれでいいわけだろうか。

ただ、スポーツ競技を離れたところで、何かしら、役に立ってもらいたい、と思うのも人情ではないか。

そんな風にぼんやりと考えて目についた競技がある。
競歩である。

これなら、役に立つ。
いや、これをぜひ習得し、少しでもタイムを伸ばしたいと思う人がいるのではないか。
ああああ、時間がない。
もう駄目か。
諦めるな。
走れ。
いや、走ってはいけない。
が急げ。
額からこぼれ落ちる冷や汗が、目にしみて、まるで涙を流しているような、いや、これは涙、なのかも知れない、心のぉおおおお