今年は色々なことがありましたが、私に起こった珍事件の一つは、年も差し迫ってきた11月の、ブログ移転。
当なかいしうブログが別館をオープンしてから約2ヶ月、当エントリーで多分、ブログ移転後の投稿数は53本目となり、会社の業務はもちろんのこと、当ブログの過去記事とECサイトの改修をコツコツとしながらの投稿数としては、ぼちぼち、というところでしょうか。
そんな中、本館を振り返ってみますと
以下のサイトをポチると、当館にリダイレクトされます。
レビュー本数1400本以上を誇る巨大腕時計ブログの、圧巻のウオッチ画像数と、それとは全く関係のない膨大な文字数の非対称性が、ユーザーのみならず、グーグルの検索アルゴリズムをも欺いていた、というのだから、痛快ではないか。
しかし、そんなノスタルジックな幸せが長く続かないのは、どこでもいつの世でも。
夏の終わりとともに更新されたグーグルの検索アルゴリズムにより、当「なかいしうブログ」の評価がガタ落ちした、その時のショックは忘れない。
というのはやや、大袈裟で、あれっ
「やけに検索の順位が低いな」
と気付いたのは、11月初めだったろうか。
それまでの2ヶ月半、鼻をほじっては収穫物をついばみついばみ、時に、前歯に引っ付いたキャラメルを舌で剥がして、さらに頂ける。その時と同じ程度の小さな喜びに
「うまぁ〜」
などと日和っていた間抜け面に突きつけられたGoogleからの分析結果。
眉毛でつながった眉間に、一筋の皺。
当本館の、ほぼほぼ全てのURLが
「改善が必要」
とグーグルに指摘されているのを確認して
至急、対応しようとあっちのものをこっちへ。しばらくしてから、こっちのものをまた、あっちへ戻すというような微笑ましい努力をしてみたものの、グーグルの評価は改善しない。
その度に
こんなんになる己を戒め
しゃくり上げる自分を励ましながら続けた努力の先に見えたのは
「高3」
の二文字
ではなく
「降参」
の二文字。
漏れる嗚咽がその瞬間、堰を切ったように大号泣へと変わったのは
言うまでもない。
私に残されている手段は何か。
今まで4年間、大切に育て上げてきた「なかいしうブログ(本館)」と決別するという選択。
別離。
そして、突如、脳裏に去来した言葉。
「人生足別離」
唐の詩人による漢詩の一文を、井伏鱒二はこう訳す。
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
20tpmのゆっくりとした速度で、震えながらタイピングを続けていた10本の指が
レッツ検索「TPM」
その時、突如として、やめる。
何をか。
タイピング、か。
「サヨナラ」ダケガ人生ダ。
さよならだ。
そう。
古きものにこだわるのをやめ。
新しきものを掴む。
この手に。
おびえるのをやめた10本の指と手のひらは、頭上で空を掴み、そして打ち鳴らす。
鎮魂歌。
ショパンの『レクイエム』を!
G-SHOCK
DW-B5600AH-6JF
JPY 17,000円+税
主なスペック : Specifications
• ケース&ストラップ材質:樹脂/ ステンレス
• Case & Strap Material : Resin / Stainless Steel
• ガラス材質:無機
• Glass Material : Mineral
• ケースサイズ:48.9 x 42.8mm : Case Size
• 厚さ:13.4mm : Thickness
• 重さ:53g : Weight
• 駆動方式:電池(約3年)
• Movement : Battery
• 20気圧防水 : 20 bar
• 発売日:2023年11月17日
• Released : November, 2023
アクションやシューティングゲームで
「高得点を狙う」
というテーマのシリーズの
G-SHOCKを代表するモデル5600シリーズをベースに
2100ベース。
設計自体も、かなり拘りのあるGA-B001シリーズがベース
ゲームアーケードの色彩をあれするため
見る角度によって違った色合いを表現する偏光塗料を採用しており
パープルが鮮やかなグリーンにもあれします。
しかし、液晶ディスプレイのこの
オレンジ色のターゲットスコープ模様は、これはまた、かなり突飛なプリントと
この人の波は、未だ、おじさんには届かず。
一瞬、思ったものの、案外、デザイン的にまとまっているかも。
うん。
現在の5600シリーズの中で
「DW-B5600」
という型番の
「B」
がブルー
を意味しており、スマートフォンと接続することで、時計の簡単な設定や自動時刻修正
ベッドやソファの角など、どこか見えなくなったスマートフォンを鳴らして、場所を教えてくれる
「スマートフォン探索」
などの優れた機能はあるものの、利用している人は少ないかも。
スマートフォンとブルー
で接続するのを前提で、電池寿命約3年というわけですから、その省電力設計も素晴らしい。
てなわけで、ちょっと変わったカラーリングながら、クールな美しさがアレな、DW-B5600AH-6JFのレビューでした。
来年も頑張ってレビューしますので
っていうか
大バッハだったり、小バッハなど何人も有名なバッハがいるのと同じように、ショパンとモーツァルトも有名さ加減では一括りにしたって決して間違いではないはずだから
”ゆ~・がった・メール”
M1 MacBook Airのキーボードで、モーツアルト・ライクで軽快な旋律の
『運命』
を弾き鳴らす手を止めたのは
「先生。もう駄目かも知れません」
届いたメールが、この一文のみだったからだろうか。いや、何よりも差出人が、あのY氏からだったのが、その最大の理由である。
Y氏。
私の提唱する
「ブログ道」
の門下生。初老のアプレンティス。
何か起こりそうな胸騒ぎ。
古きものを捨て去り、2024年に昇りくる新しき光にそそいだ目は今、遠くを見つめている。
ネット界の巨人「Google」を巻き込んだ大きな竜巻の、まだほんの小さな兆候がゆらり。
ゆっくりと、しかし着実にこちらに向かって進んでくる、その小さな影を。
つづく)
は完結したかに思えたが
前略のエントリーから読めば、次々に読めるようリンクが貼ってあります。