SBEC005
SEIKO PROSPEX
セイコー プロスペックス
380,000円+税
主なスペック
自動巻き(手巻きつき)
ケース:ステンレス
裏蓋:サファイアガラス
ガラス素材:ボックス型サファイア
いや、このブレス仕様もなかなか、かっこ良し
前回の投稿に続いて
セイコー機械式クロノグラフ50周年限定のプロスペックスバージョンです。
プレザージュのモデルも古き時代の時計の雰囲気があり購買意欲をかき立てられる製品だったわけですが、通称「パンダ」と云われるデザインを採用したプロスペックスSBEC005も独特なクロノグラフの子時計がカッコイイ。
クロノグラフの機械には「スタート・ストップ時の針飛びを少なくするとともに耐衝撃性にも優れる垂直クラッチ方式を搭載。また、確実な操作感と動作を可能にするために、コラムホイールを採用している」とのこと。セイコーはこのモデルに敢えて部品数の多くコスト高の機械を使ったということがわかるわけです、なるほど。
垂直クラッチ式とかカム式、コラムホイール、ピラーホイール。機械式の仕組みからクロノグラフの仕組み、とぅーるびよ〜ん、ミニッツリピーターなどなど若かりし頃、結構、勉強させられたものです。スイスにも行きました。楽しい思い出。スイスの首都ベルンでカジノ大勝利。そのお金で当時はまだお兄さんだった私はいろんな物買ったある。
しかし、難しい事はもう忘れました。
最近、結構忘れます。先日も夕飯後、非常に難しい折衝を何とかこなした達成感よりも勝ち続ける自分自身への畏怖を一時でも忘れようと、好きでもない酒をソファにドサッと座って飲んでいましたら、北海道の食べ歩きのような番組でガサガサっとした人たちがジンギスカンを食べながら、ゲラゲラ笑っています。
「ああ、旭川か。いいなあ。行ってみたいなあ、北海道」
と大きな声で自宅ツイートしたところ、妻が
「行ったじゃん」
と目を丸くしています。瞠目。
この時初めて瞠目とはどういう形相か身をもって知った私ですが、それよりも何よりも私には北海道に行った覚えがない。がしかし、結婚して間もない頃、妻と義理の母親の三人で富良野などに行ったらしい。
「ああ、つまんなかったんだな、きっと。忘れるわけだ」
とは言えない。富良野の他にも摩周湖にも行ったらしい。記憶がない。少し思い出してきた。三人が観光バスでウロウロしていたような気もする。しかし具体的なことが蘇らない。今も摩周湖のことを書くのに「霧 湖 北海道」と検索して地名を思い出したくらいである。
「そうだった」
と一言。
「酔っちゃった」
妻の鋭い眼光を背に受けないように、ヨタヨタクネクネしながら寝室へ逃げるのであった。
というわけで、年末、酔い過ぎて御令室に不要な怒りを買わないように、皆様もご注意くださいませ
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