径は何ミリですか【ロレックス チェリーニ】その大きさでございます

あけましておめでとうございます。

本年初の時計はこれ

ROLEX Cellini

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チェリーニとはイタリアの昔の彫刻師に由来するらしい

ロレックスのチェリーニです。

これは当社会長が現本店のオープン記念時に購入したもの。

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上部にホワイトゴールドの刻印が見えます

本店オープン記念

昭和52年3月3日

と文字彫りがしてあります。これは多分、当社で刻印したのでしょう。今でも、たまに文字彫りのサービスはいたします。

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この形、すごくないか

形のことを云っても大きさが分からないので何とも言い難いと思います。小さいんです。

径は何ミリでしょうか? 目の前に時計がありながら、自問自答してみる。

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「何ミリ? その大きさです、お客様」

「径は何ミリですか?」

時計の大きさの質問に

「お客様、その大きさでございます」

などという受け答えではいけません。わからなければカタログを調べるなりメジャーで測るふりなどして、我々の目の前にあるこの時計の大きさを寸法で答えることが、ベストな接客!

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gsとの大きさ比較

GSのクオーツの中で普通の大きさのモデルとの比較ですが、どうです。随分小さいでしょう。

でも、装用してもおかしくないんです。

時計の大きさもだんだん小さくなりつつあります。

あらためて、あけましておめでとう。

今年は雪が本当に降らないな。去年もあまり降らなかった。確か一昨年とその前はドカッと降って、大変だった。うちもそうだったけど、多くの会社が臨時休業にしたほどだった。

年明けだったか。雪が降って営業できないから、会社に行ったものの2、3時間で店を閉めることになったわけだけど、街中が雪に埋まって車なんかでは動けない。みな、徒歩で雪を掻き分け掻き分け、明るいうちから帰宅の途。帰る途中にコンビニに寄って酒買って、そのまま駐車場で降り続ける雪を肴に酒を飲んでいました。ああ、あの時は小学生にでも戻ったような気がして、大変ながらも何か愉快で楽しかった。

しかしここまで雪が少なかったら、駅前通りのアーケードも必要ないのではと思えてくる。

いや、駅前通りのアーケードは、いつだって役に立たない。

あの大雪の日も、コンビニの駐車場で酒を飲みながら、そんなことをふと思い出していたのかもしれない。

「おばちゃん、雪が歩道に乗り上げているから気をつけて」

小学生の僕らは、何もない日は家に帰ってお菓子を食べながら夕方5時からのアニメを見る。その日は、それほど多くもない雪が少し強い雨と風にあおられている。そんな天気だったから早くから暗い。暗いし寒いし家に帰って、アニメを見よう。

急いで家に買える途中、アーケード内の歩道を歩いていて、すっ転びそうになる。雪が風で歩道の上に吹き込んでくる。その上を歩くとスイスイと滑れるという奴だ。雨を多く含んだ雪もみぞれ状になって歩道に積り、これもバランス感覚を鍛えるのに良さそうだ。自分も転びそうになって思う。

「おばちゃんに伝えなきゃあ」

共働きのうちには、僕たち子どもの守りと夕ごはんの軽い準備をしてくれるお手伝いさんがいたのだけど、そのおばちゃんはそれこそ田舎のしっかりしたおばちゃんで、テキパキ働く人だったと思う。しかしちょっと小太りで、僕らが「おばちゃん」と云うわけだから、子供の僕には足元が心配に思えたのだろう。

「あんなことになってたら転ぶ、絶対、伝えなきゃ」

絶対伝えなければいけないと思ったのか、絶対、転ぶと思ったのか。絶対転ぶから、絶対伝えたい。

凍えながら家に着き、アンマンを食べながらテレビを見る。その日は、胸の大きな女性が主人公の泥棒と大活躍の回で、目が離せない。

「じゃあ、またね」

そう云うおばちゃんにああ伝えようと一瞬思うが、今は佳境。

「じゃあね。バイバイ」

その日の夕食時、おばちゃがバス停に辿り着く前に歩道で転んで腰の骨を折ったと聞いた。そのために長期入院を余儀なくされ、おばちゃんはうちでお手伝いさんを続けられなくはなったが、その後の日常生活に何か支障があったかどうか、普通に暮らしたんだよね、きっと。お孫さんの面倒を見たりして幸せだったのだろう。そうだろ、お父さん、僕のせいではないだろう。

そのことを随分長い間後悔して、誤解を恐れずに云うのなら、そのおばちゃんが亡くなるまで、ずっと後悔していた。今でも家族との別れ際ふと何か心配な気がしたら、必ず一言

「気をつけて」

そう云うようにしている。

そんな僕が大雪を眺めながら昼間っからお酒を飲むようなおじさんになったわけだけど、この話、なんだかグルグル際限がなくて、ああ悔しい。

また同じことが起こったんだ。

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あらためて、あけましておめでとう。聞こえるだろうか。今年は雪が降らないよ。温かいんだ。いや温かくはないが寒くはない。みんな足元は大丈夫。

お父さん。

会うたびに、悔しい気持ちがじわっと襲ってくる。

また同じことが起こったのだろうか? 起こしてしまったのだろうか?  ああ悔しい。

誤解を恐れずに云うのなら、あ

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