GRAND SEIKO
EVOLUTION 9
グランドセイコー
エボリューション9 コレクション
SLGB009
JPY 1,386,000円
主なスペック:Specifications
+ケース&ストラップ材質:エバーブリリアントスチール
+Case & Strap Material:Ever Brilliant Steel
+ガラス材質:サファイア
+Glass Material:Sapphire
+ケースサイズ:47.2 x 40.0mm:Case Size
+厚さ:11.7mm:Thickness
+バンド幅:22mm:distance btwn lugs
+重さ:168g:Weight
+駆動方式:スプリングドライブ(9R82)
+Movement:Spring Drive
+精度:年差+20秒
+継続時間:約72時間
+10気圧防水:10bar
+発売日:2026年9月5日
+Released:September, 2026
その他:白樺

新・白樺。
グランドセイコーのフラッグシップモデル
「エボリューション9」
シリーズの

代表作
「白樺」
のスプリングドライブモデルが今秋

美しさをより研ぎ澄まし、さらに搭載するムーブメントをGS最高精度の
「キャリバー9RB2」
すなわち

「スプリングドライブU.F.A」
に進化させ、登場しました。
さて、ここまでサラッと書いてきましたがグランドセイコーに詳しくない方には

何がどうなったのか、判然としないかも知れない。
だが、こう言えばどうだろう。
グランドセイコーのカッコいいモデルが

新しく生まれ変わった。
これなら、わかりやすいかも知れない。
がしかし、これだけでは

その進化によって得られたものを実感として堪能することができないのではないか。
140万円近くする腕時計であります。
いや、ぜひ、金額ならではの進化

その過程を堪能してもらいたい。
そこで、まずは、グランドセイコーの各種ムーブメントの種類をおさらいしてみよう。

UFA
の文字が

まず、1と2は多くの時計ブランドで採用されている仕組みであり、説明の必要がないのではないか。
2もしかり。3のスプリングドライブは面倒だから、ヤメて、これで終わりって


のっけからこんな感じで遊んでいると読者様に

怒られそうなので、多少、真面目に説明するならば

裏蓋の出っ張りを抑え、手首に添うケースデザインに注目したい。
1のクオーツは高価格帯からワンコインショップの腕時計にまで採用されている
「水晶(クオーツ)に電流を流して時間を調整する」
という仕組みであります。

ちなみに、針で時間を表示する時計は
①針を進める:運針
②時間を調整する
という2種類の機能が搭載されていなければならないのを念頭に

「刻まない」
スイープ運針
クオーツは①、②ともに電気を利用するのに対して
2)機械式
では、ゼンマイのほどける力を
①運針
に利用すると同時に、振り子を動かして
②時間調整
をする

機械式モデルと比べて、白さが際立つ

SLGH005
という長い歴史を持つ原始的な機構で動いている、ということになります。
機械式は①、②ともにゼンマイをその動力源とするわけです。
このように原始的な機構でありながら、超高級モデルになると
「1日数秒の誤差」
しかない。もちろん

グランドセイコーのメカニカルモデルも、エボリューション9シリーズにおいては
たとえば、こちら



「平均日差+5秒~-3秒」
という驚くべき精度を叩き出している。
ここに心血を注いできたスイスあるいは国産時計の歴史がある。
そして、今でもそれは変わらない一方で

特に
セイコーはそこに疑問を抱いた。
これでいいのか。
これでいいのだ。
どんどんバカボン、バカボンボ〜ン♫
当時、機械式時計の隆盛の折、呑気に

大きな輝きは圧巻
間抜けな歌を口ずさむ社員の姿が時計メーカー各社で散見されていたという。
そんな様子を苦い目で見ていた漢(おとこ)がここに、一人

田舎の時計専門店
「中井脩」
の店員シウが、出張先でメーカー営業を前に一席ぶった。叫んだ。いや、出張先の大阪で歓待される中、叫びながら白い涙を浮かれ丸んポから

そんな逸話も噂されるほどの放漫ぶりだった、という。
ただ、セイコーは動いた。林のように静かに動き始めた。
一介の販売員の声に動かされた

セイコーウオッチは固執を省みた。
ここにこだわり続けていては、腕時計の将来は怪しいのではないか。
それはまるで、蒸気機関車が電車に取って代わられたように。
アナログ通信がデジタル通信となって

手首上での振る舞いは最上級
インターネットが劇的に進化したように。
あるいは、現在、多くの車で採用されているガソリンと電気の両方を動力源とするハイブリッド車の開発に尽力した豊田章男の自信に溢れた後ろ姿が

ケース本体との良好なバランスを生み出している
それこそ、動力源となって、時計のハイブリッドムーブメント開発の後押しとなった、などという説もまことしやかに囁かれているが


スプリングドライブというのはゼンマイの力で
①運針
させ
②時間を調整する
ためにゼンマイの力を
「電力」
に変えて
「クオーツ」
に電流を流すという

まさに機械式とクオーツのハイブリッドムーブメント。世界でセイコーのみが扱えるスプリングドライブU.F.A
「ウルトラファインアキュラシー」
すなわち

超高精度ムーブメントを搭載して新たに生まれ変わったのが当SLGB009というわけなのであります。
では、生まれ変わる前のモデルをご覧いただこう。
前スプリングドライブ白樺モデル

5 DAYSの文字

いかがだろう。
ダイヤルのカラーリングと型打ちパターンは全く同じである。
エボリューション9の白樺モデルには機械式とスプリングドライブモデルがあり、来月

機械式の白樺がリニューアルされて登場するが、こちらもダイヤルの仕様は以前のモデルと全く同じ、とのこと。
サイズも「コンマmm」の違いなので取り立てるほどでもない。
さて、ここで新モデルと旧モデルの違いをまとめてみよう


新エボリューション9、スプリングドライブモデルの当SLGB009ではあらかた、1)ムーブメントについてはレビューできたのではないか。
残る2)素材、3)バックルについては稿を改めて、他の新製品にてレビューしたいのでご期待いただきたい。

以下はメンバー先行の動画リスト
以下はショート動画

