一閃!
がっ。
コンパクトに振り抜かれた木村みのるの左フックを顎に食らい、アタチはう識を意しなっ
「失うかよ!!!」
目の前に迫るマットに両腕をつき、ながらも尚、不敵な笑みを浮かべる木村に射るような視線を向けただろうか。井上尚弥を初めてマットに沈めた、あのルイス・ネリが放った左フックの残像が蘇る。
あああ、この度のダウンは、アチキにとって初めてのダウンだったかも知れないし、そうではなかったかも知れないと錯乱する脳内には、こだまするカウントとともに
(立て、立つんだ!しう)
そんな絶叫もまた、聞こえていただろうか。
立て、立つんだ!しう
しうっ
しうっ
しうっ
CITIZEN ATTESA
ACT Line
シチズン アテッサ
アクト ライン
CC4058-67X
JPY 286,000円
主なスペック:Specifications
+ケース&ストラップ材質:スーパーチタニウム
+Case & Strap Material:Super Titanium
+ガラス材質:サファイア
+Glass Material:Sapphire
+ケースサイズ:44.6mm:Case Size
+厚さ:15.4mm:Thickness
+バンド幅:22.0mm:distance btwn lugs
+重さ:約110g(approx.):Weight
+駆動方式:ソーラーGPS
+Movement:Solor GPS
+10気圧防水:10bar
+発売日:2024年7月4日
+Released:July, 2024
+その他:メタリック塗装
7月4日に発売されたシチズン
アテッサの新製品CC4058-67Xは、遠目からでもひと目
目を奪われてしまうのは、アテッサになくてはならない機能
「Eco-Drive」
すなわち
ソーラー機能を有するため、光を透過させる必要のある文字盤のカラーリングや細工に制約がありながらも
このように、メタル感と手細工感が
した美しさ
にあります。
とここまでの画像で
既視感に、記憶をたどり始めた方は腕時計好きな方に違いありません。
こちらのダイヤルもまた、スパーブ。
ウレタンストラップ仕様です。
そう。昨年末に発売されて大好評の
CC4055-14Hの
メガルブレスレット仕様のカラーバリエーションが、当CC4058-67Xなのです。
当CC4058-67Xに施されている表面強化処理
「デュラテクト」
は、明るいグレーシルバーの
「チタンカーバイト」
となり
それぞれ、ダイヤルと好対照になるように
当CC4058-67Xには、このように
濃いめのブラックを採用しています。
私としては、当CC4058-67Xではなく、CC4055-14Hの文字盤の方が好みなのですが、皆さんはいかがでしょう。
このダイヤルは
「メタリック塗装」
というシチズンの技術で、メタルの粉末を吹き付けるというイメージのようなのですが
そうすることで、メタルの粒子間にある隙間からソーラー発電に必要な光や
GPSの電波を透過させることができるという、機能のための美を実現しているわけなのです。
また、当CC4058-67Xは、ソーラーGPSなので
44.6mm径とかなり大きめながら
まるでシルクのような繊細さ
しうブログ計測では約110gと、フルメタルとは思えない軽装感であり、その大きさと重量のギャップによって、手に取るとふわっと浮いてしまう錯覚を覚えるくらい。
一見、ギラリと輝いて視認性はどうなのかと思われる方もいらっしゃるかも知れませんが
ビッチリと面取りをされた時字や、白い蓄光を塗装された針のため、時間認識はかなり良いと感じますが、興味のある方は下の動画でご確認ください。
当CC4058-67Xはメタルブレスレット仕様ですが、上掲、CC4055-14Hや例えば
のストラップもご購入後、部品として購入できるはず。
ただ、ウレタンストラップの真ん中に見えるメタル部分は、ストラップ自体に付いているものなので、当CC4058-67Xにシチズン専用ストラップを付けるには、CC4050-18Lのモノでなければ、ちょっとチグハグな感じになってしまうかも。
というわけで、時計レビューがかなり真面目になりましたので、レビュー上下に、続き物を付け加えることにしましたので、続けてお楽しみください。
こちらは、光るショート動画
上段よりつづき)
「凄かったですねぇ、井上」
「いやぁ、井上さんは凄い。」
と
「さん」
付けをするのは、行きつけの居酒屋
『やわらか屋』
の大将にして、狂の付くボクシングマニアの岩木氏である。
彼がボクシングにのめり込むようになった経緯によれば、子供の頃、金銭的な理由によって自宅で母親に髪を切ってもらっていた彼が、中学に進学するとき、初めてお金を渡され嬉嬉として向かった散髪屋にて
「前髪を、こう、あしたのジョーみたいにしてください」
とお願いして散髪屋のオヤジに爆笑されたという悲しき思い出も多少、原動力となり、歳を追うごとに加速。海外選手の試合など、動画配信で見ることができる現在と違い、ボクシングマニアの知り合いにビデオテープやDVDにコピーしてもらい、海外戦なども含めて、歴史的な一戦は必ずリピート再生して頭に叩き込んでいる。
それほどに、ボクシングに傾倒する彼が
「ネリも良く、やりましたよね。敵ながらあっぱれ」
何でもにわかで、ヤフーニュースのコメント欄から聞きかじった私がつい口にした言葉に
「あいつはダメですよ、卑怯者だ」
あからさまに眉をひそめた。
つづく)