未必【オシアナス OCW-S400A-5AJF】の恋

OCEANUS
オシアナス
OCW-S400A-5AJF
JPY 170,500円
主なスペック：Specifications
＋ケース＆ストラップ材質：チタン
＋Case & Strap Material：Titanium
＋ガラス材質：サファイア
＋Glass Material：Sapphire
＋ケースサイズ：46.5 x 41.3 mm：Case Size
＋厚さ：9.2mm：Thickness
＋重さ：79g：Weight
＋駆動方式：ソーラー電波
＋Movement：Solar Radio Wave
＋10気圧防水：10bar
＋発売日：2025年5月16日
＋Released：May, 2025

これは！
いいぞ！
好みだ。
このカラー！！！

カシオhpによれば
「薄いベージュ」
とのことですが

薄いブラウンに見えたかと思えば

このように、シャンパンゴールドに輝く。
それは、まるで、ボクを見つめる君の瞳。

忘れもしない数年前の5月末。

銀座での待ち合わせに
「ごんめ～、今日、無理」
彼女に振られ、早めの梅雨にも降られて

捨て犬のように濡れそぼち、和光の時計台を確認するともなく、天を仰ぐボクの

頭上に差し出された傘。
スミレの花柄が、ネオンと雨粒に輝いている。
「もし」
そっと傘を差し出した女性。
振り返ると、目に付いたのは、彼女の可憐な

その巨丸。

などと書き始めるときりがないし、今回はかなり画像たっぷり目のレビュー。
なぜか。
上述したように、個人的にとっても好きなカラーリングだからであります。

見る角度によって、パールページュの色合いがかなり変化して見える、変幻。幻の美。
シャンパンのようだったり。
そのシャンパンの、グラスの底からゆっくりと立ち上がっていく小さな気泡の数々の

ゆっくりと輝く光りが、あの時の、君の瞳にも輝いていたね。
「もし、よかったらこれを使ってください」
「えっ、でも」
「私にはこれが」
会社に置きっぱなしにしていたもう一本の傘を丁度、持って帰っていたのだという。

「ありがとう」
その揺れる眼差し。
（出過ぎたことかも）
そんな、銀座のネオンのように動揺する瞳は、ボクのお礼の一言で、少し、静まっていくのがわかった。
「では、もしよかったら、ここにも一本、大きな傘が」
そんなことを言わないボクは

半ば、強引に傘の返却のためにと連絡先を交換したんだ。
「連絡します。必ず、返します！」
だから、また会いましょう。いや、会いたい。
その言葉を飲み込んで、次の週末には、彼女に傘を返す約束を取り付けた。
「お礼に、ごちそうさせてください」
こんなメッセージも、了解してもらった。
返さないといけない。
傘。
一本で足りるのかい？

こんなことを書いていても、画像は少しも減りはしない。
あああ、会いたい。
もう、仕事などやっていられない。

パトラッシュ。ボクは疲れたよ。
言葉が全然、出てこない。
この言葉、以外。
「会いたい」
つばさ、さん。
あの

光りの加減で、クルクルと色の変わるライトブラウンの瞳と同様に、色の薄いショートヘア。

ミドルレンジでも確認できるほどの、繊細な白い肌。
早く来い。来いよ恋。
未必の恋。
それが、この

彼女の傘の、すみれ色の、藍色の、揺るぎのない愛に変わったならば。
レディスモデルへと、つづく）