GRAND SEIKO
Heritage Collection
グランドセイコー
ヘリテージコレクション
SBGH353
JPY 990,000円
主なスペック:Specifications
+ケース&ストラップ材質:エバーブリリアントスチール
+Case & Strap Material:Ever-Brilliant Steel
+ガラス材質:サファイア
+Glass Material:Sapphire
+ケースサイズ:47.0 x 40.0 mm:Case Size
+厚さ:12.9mm:Thickness
バンド幅:21mm:distance btwn lugs
+重さ:155g:Weight
+駆動方式:自動巻(9S85)
+Movement:Automatic
+精度:平均日差+5秒〜−3秒
+継続時間:約55時間
+10気圧防水:10bar
+発売日:2025年2月7日
+Released:February, 2025
+その他:秋分

日本の四季を二十四に分けて表現する二十四節気の
「秋分」
をテーマにした

カラーと型打ち:パターンをダイヤル上で表現したモデルである
「秋分」

軍手着用レビュー(中2病

2021年発売モデルと、今回の発売された
「秋分」
モデル、当SBGH353は何が違うのか?

この度は、両者の画像を比較しながら徹底的にレビューしたいと思う。

62GSに特徴的なフォルム
そもそも、徹底的とはなにか。

「そもそも」
シリーズ

「徹底的に!」
必死の雄叫びである。
時にそれは、人々を鼓舞することもあるだろう。
ただ、ひとつ間違えば、それは
「遮二無二」
「無闇矢鱈」
「盲滅法」
などの運任せな、投げやりな言葉とも取れるのではないか。
すなわち
「徹底的に!」
という言葉を発するとき、人は、すでに具体性を放棄しており

それは抽象化へ走り始めるための号令に過ぎなくなっているのである。
そう。
当エントリーでは、当SBGH353とSBGH273を具体的に比較することはしないっ!

では何をするか?
当モデルのテーマ
「秋分」
について詳しく紐解く

要注意
こちらはショート動画
か。
ノンノン。
そんなことは調べりゃわかる、もう嫌だ。

この型打ちは?
秋分ではなく、どうだろう。
同音異字の
「醜聞」
に関してならば、昨日、思い出したのだ。

昨日のエントリーを書いている途中、アメリカの話をふと、思い出した。

エバーブリリアントスチール
を採用
と同時に、掲載されているエントリーが未完のまま、放置されているのに気がついた。
アメリカ連載
第1話

第2話

上掲エントリーは長くて下手なので、読まなくてもよしっ

SBGH273
チラホラと窓の外を舞う雪を目で追っているうちに、夢のように交錯する感情に、ほろ酔いしてしまったのかも知れない。
私は、30年前、アメリカで働いていたことがあったのだ。
ニューヨークである。
マンハッタンだった。
いや、それは嘘で

サイズや重量、採用ムーブメントが全く一緒なので
フォルムは多分、同じはず
本当はニュージャージという、マンハッタンの隣の州であった。
が、会社や住まいはマンハッタンまで車で30分ほどである。
ほぼ、マンハッタンに住んでいたと言ってもいいだろう。

着任1週間後、日本から送られてきた荷物を整理しようとする間もなく、土曜日の夕方、若い後輩の着任に喜んだ上司に連れられて


多分、カラーリングも一緒なのでは。
マンハッタンに向かい、それからは、週に2回ほども、連れ回され連れ回していただろうか。
2年目になり

「立夏」
こちらは、ダイヤルパターンが垂直角度で変えられているように思います。

若い上司S氏は帰国することになったあとも、私のマンハッタン行脚は止むことなく、よく通ったものである。
マンハッタンには、雪も降ったのだ。
冬は、雪の積もるマンハッタンの、知り合いのひとのうちに転がり込んで、ゴロゴロしていたのも

今、こうして窓の外の景色に重なって、思い出される。
そのS氏の周りは、同僚の外人たちと日本人のかなり真面目な年上の上司であり、飲んでも疲れるし、私の来るまでの1年間は、悶々としていたらしいから、マンハッタンのミッドタウン、日本居酒屋や日本人バー、カラオケなどでのはっちゃけようは、我が学生時代を彷彿とさせるようだった。

GSロゴと秒針のゴールドは
事件が起こったのは、確か、S氏にマンハッタンに連れられて、3回目、いや4回目くらいのことだったろうか。
彼はとうとう、楽しさのあまり爆発し、意識を失ったのだ。
新しい生活と業務に追われながら

月光の輝きか
毎週、夜遅くまで連れ回されるのに少し辟易していたこともあったはずだ。急ピッチに彼が酒を呷る様子に、危機感を覚えて自制していた私の眼の前でぶっ倒れ、動けなくなったS氏の肩を抱き、引きずるようにして、我らの停めた車へと向かう。
マンハッタンで戦う企業戦士が二人。
「しうちゃん、もうダメ」
一人は重傷である。
もう一人、戦地に着任したばかりの
「プライベート・しう」
は、マンハッタンのことなど右も左もわからない、稀代の方向音痴。
戦場は、30年前のマンハッタンである。
比較的、安全なミッドタウンといえ、どこに敵兵が隠れ、急襲してくるやもわからない。
どうするか。
まずは、休もう。
路駐していた車の後部座席にSを放り込む。
「しうちゃん、もう、」
もう、疲れた。疲れたよ

帰りたいよ、祖国に
「しう、ちゃ、、、N」
運転席に崩れ落ち、リクライニングをS氏にぶち当たるまで倒す。
Sの大きなイビキに包まれながら、私はほんのしばらくの、戦士の休息に、沈んでいく。
つづく)

