CITIZEN
EXCEED
シチズン
エクシード
CB1150-67L
限定300本
JPY 220,000円
主なスペック:Specifications
+ケース&ストラップ材質:スーパーチタニウム
+Case & Strap Material:スーパーチタニウム
+ガラス材質:サファイア
+Glass Material:Sapphire
+ケースサイズ:38.4mm:Case Size
+厚さ:7.9mm:Thickness
+重さ:72g:Weight
+駆動方式:ソーラー電波
+Movement:Solar Radio Wave
+5気圧防水:5bar
+発売日:2024年12月5日
+Released:December, 2024
皆さん、明けましておめでとうございます。
ちょっと遅くなりましたが、
この度、ご紹介いたしますのは、シチズンの、シックな大人ブランド
「EXCEED」
から昨年、12月に発売された限定モデル
当CB1150-67Lは、ダイヤルの数字外周に
黒染めの貝を採用し、文字盤にはこのように
グラデーションカラーと
複雑なパターンで
「夜空と星雲のつながり」
をシンプルに表現した限定300本の希少モデルでございます。
などと流暢に話すことのできない現実世界の私は、新年初売りが終わる5分前ほどに
「部長、お先」
お店を静かに後にして、急ぎ、帰り道のカフェバー
「Hard Food Cafe」
で開催中という高校の同窓会に駆けつけ
「まずは自己紹介!」
マイクを渡されて
「あっ」
と一言
その後は何を語ったか思い出すことができない。いや、何も語っていないのに違いない。
始まって1時間経つ、宴もたけなわな高校の同窓会兼新年会の、新たに用意された席に座り、差し出されたグラスのビールを一気に煽る。
40人ほどの
当時のクラスも様々な同級生の、中には数人、友人がおり、さらには数人の知り合いもいて、空きっ腹にしみるアルコールの温かさと似たような、少し温かい懐かしさを思い出す。
みんな
年をとったものである。
あああ、彼は誰だっけ。
名前どころか顔さえも思い出せない、すなわち、誰だかわからない人もいる。
こんな時には
「っえと、名前なんだっけ」
と訊ね
「田中だよ、忘れたの?」
「いやいや、田中だろ、知ってるよ。聞いたのは下の名前」
という名前を思い出せない時のハウツーは通じない。
相手の名前を知ったところで誰だか、わからないのだから
「あのときのこと、覚えてる?」
などと話が進むと、もう、あとには戻れずに話を合わせるのにも疲れて、最終的に
酔に任せて、色々、どうでも良くなってしまうということがあるので注意をしなければならない。
ここは、笑顔である。
ドシッと友人の隣に座り、笑顔でお酒をいただきながら、流れに身を任せる。
すると、少しずつ、私を認識してきた人がやってきたりする。
「しう、久しぶりっ!」
「いつ以来? お互い老けたよなあ」
隣にいる、知り合いの女性が
どうせ、お前は何も覚えていないだろうと
助け舟を出してくれる。
実は、この隣の女性のことも、あまり覚えていないのだ。
というより、鳥取に帰ってきて、しばらくするうち、仕事の関係でよく出会うようになり、高校の同級生だと知って
こんな風に話を合わして以来、今に至るものの、高校当時、どのようにつながっていたか全く思い出すことができない。
などと少しずつ、大それた気になってくるので、お酒は怖いものである。
気を付けなければならない。
もう、40を大幅に超えた大人が
酔っ払って、せっかく久しぶりに会った同級生たちとの心温まる雰囲気を台無しにするわけにはいかない。
そう。
この雰囲気を楽しもう。
会話は、できない。
なぜなら、バレるから。
いいじゃぁないか、覚えていなくっても。
昔は皆、同じ学年で過ごした仲間であったし、今もこうして、ぼんやりと仲間でいられる。
ならば、注ぎに来る人に、笑顔でお礼を言い、旧交というか
そうした懐かしい雰囲気の柔らかさを感じ、感謝して、酌み交わす仲間たちの笑顔にほっこりとなってアルコールを楽しめば良い。
あああ、美味しい。
懐かしい。
あああ
思い出す、高校の頃。その頃の私。
考えてみれば、今の自分の子と、私たちは同じ歳だったのだ。
その時に、何を感じていたのか。
何をしていただろう。
何を成し遂げたか。
そうだ。
当時、漕艇部の部長だった私は部室を、校内で唯一、高校生のための喫煙室にした。
よくバレなかったな。
いや、バレたかな。
思い出す。
そう。
生徒指導の教師の、拳が脳天に振り下ろされたあの衝撃。
こちらはショート動画