5月●●日には、日本に行く予定なのだけど、あなたのショップの名前は何？
どこに住んでいるの？
鳥取というのがそうなの？
WEBサイトはあるの？
上記は先日、当ブログが運営している垂れ流し動画チャンネルの
チャンネル登録、お願いします。
ある動画にいただいた英語コメントの和訳だ。
以下のエントリーからの続き
なんと海外から、日本の、大田舎の鳥取の、当店に来たいというのである。
矢継ぎ早の質問に、その熱い意志が感じられるようである。
（まずい）
薄っぺらい氵男は思うのである。
私は今までこうして、腕時計の動画を何と、1116本も投稿しているようだと、今、自分のチャンネル概要を見て気付いて、大切な1,000本記念はおろか1,111本記念すらスルーしてしまうほどテキトーにタイリョーの動画を垂れ流して、たまにあるコメントにサクッと
“Cool”
“Beautiful Watch!”
とか
“Munchy”
などとお返ししていただけなのに
「当店に来たい」
というから驚いて、慌てて返信したのだ。あれは、もう今までで最速100tpmを超えていたはずだ。そのキーボードを叩く姿は鬼神のごときだったという。
すなわち
「今の季節、日本はサイコーですから、ぜひ、エンジョイして下さい。ただ、鳥取は日本の片田舎で、住民が野鳥を取って食べていたりする地域ですので、お越しにならない方が貴方のためです。寿司やラーメン、京都や奈良など訪れるべき場所は他にもあります。腕時計は、東京です」
このやり取りがまさか、ご本人にバレてしまってはまずいので、ざっくりと脚色してあるが、大体、このようなことをお返ししたら、そのあと、しばらく、ご返事がない。
GRAND SEIKO
グランドセイコー
SBGJ265
JPY 850,000円＋税
主なスペック : Specifications
- ケース＆ストラップ材質：エバーブリリアントスチール
- Case & Strap Material : Ever Brilliant Steel
- ガラス材質：サファイア
- Glass Material : Sapphire
- ケースサイズ：46.2 X 40.0 mm : Case Size
- 厚さ：14.0 mm : Thickness
- バンド幅：19 mm : distance btwn lugs
- 重さ：159 g : Weight
- 駆動方式：自動巻き(9S86)
- Movement : AUTOMATIC
- 10気圧防水 : 10 bar
- 発売日：2023年4月21日
- Released : April 21st, 2023
暁に赤く輝く
岩手山の山肌を、ダイヤルのモチーフにした
グランドセイコーを代表するモデル44GSの
新しいランナップが当SBGJ265でございます。
実際は、もう少し濃い色合いに見えるダイヤルを拡大してみますと、自然の不規則さと繊細な仕上げによって
目の虹彩のようにも見えたり。
かなり細かい細工ではありませんか。
外で見ると、さらに凄い！
繊細なカラーと仕上げのダイヤルに、ミスマッチさせるかのような大胆で、かつ
歪みのない平面と
シャープな稜線のケースデザインは、44GSがGSの顔たり得るまさに、あれ。
先日、同時発売されたSBGH301
SBGH301
と比べると、当SBGJ265にはGMTという機能がついております。
GMT機能を簡単に説明すると
現在、画像で7時辺りを指している通常の時針は、分針を動かすことなく、一時間ずつ動かすことができるので、海外の時差を簡単に調整できる。
と同時に、今、9時過ぎ、ダイヤルの外周にある数字18と20の間の19時辺りを指しているゴールドの針は、24時間に一周するので、あれなのです！
詳しくはこちらを。とかって、見たら「あれです！」とか書いてあっリして
何だろう、ちょっと疲れてきました。
ちなみに、当SBGJ265が発売されるのに代わって
SBGJ203 上掲、卒業のエントリーでも書いたように、こちらもまた、製造完了となりました。
GSの職人による、サイドの歪みのないザラツ研磨。
もう言うことなし。
説明なんて不要。この美しさを前にしたならば、もう、説明なんてクソ喰らえ。ファ丸ク説明と言っても過言ではないでしょう。
とういわけで、当SBGJ265を始めとした44GSの新製品を、ぜひ、鳥取の中井脩でご覧くださいませ！
動画チャンネルを登録して、チャンネル主の、必死の英語コメントを嘲笑おう！
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GRAND SEIKO
グランドセイコー
SBGJ265
JPY 850,000円＋税
ふうーっ。
やばかった。
当店に来て、私に会って、どうするよ。
しかもせっかくの日本旅行で。
腕時計を持って、スマートフォンの前でクルクル回すだけで、顔はおろか、声さえ出さない動画の投稿者に会って、何を話そうというのだ。
いや、実は、以前にも同じようなことがあったのだ。
思い起こせば、Youtubeを始めて半年くらい経った頃だろうか。
今でも当動画チャンネルをご覧いただき、たまにコメントをくださる海外の方と、当時、コメントをやり取りしているうちに、相手が何だろう、色々、嬉しくってもう居ても立ってもいられない調子になって
「日本のどこ？ そちらに行って、いい？」
というコメントをもらったので
「嬉しいけど、コロナじゃん！」
と返したら、しばらく返信がなかったのには笑った。
その後、彼は変わらず当チャンネルを訪れ、いいねをして
「Great video」
などとコメントをいただく。
私のススメもあったからだろうか。今、彼は腕時計の動画を投稿し始めたようだ。私も、腕時計に対するその真摯な愛情を感じるために、彼のチャンネルを訪れる。
が、やはり、当動画を見て、はるばる海外から、私に会いに来てもらっては困るのである。
つづく）
こちらに続いて、最終回
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