昔はよく
「こらあ！」
と市中で怒鳴り回る人、俗に言う
「こらオジサン」
がどの町にもいたはずだが、最近はどうか？
コロナ期は一時、全く見かけなかったように思うが、最近はまたちょくちょくと、お見かけするようになった気もする。
などと言うと
「差別だ、けしからん」
お叱りを受けそうである。
確かに。
最近は
「オジサン」
だけではなく
「こらあああああ」
な
「おばさん」
も街中でよく見かけるようになった気もするし、そういった面では昨今は、まさにジェンダーギャップのない時代に近付きつつあるのだろうか。
ここにもまた、一人
GRAND SEIKO
44GS 55th Anniversary Limited Model
グランドセイコー
44GS 55周年記念限定モデル
世界限定1500本（国内500本）
月天心
SBGY009
850,000円＋税
主なスペック
- ケース材質：ステンレス
- ストラップ材質：クロコダイル
- ガラス材質：サファイア
- ケースサイズ：46.2 X 40.0mm
- 厚さ：10.5mm
- バンド幅：19mm
- 重さ：77ｇ
- 駆動方式：スプリングドライブ 手巻き(9R31)
- 72時間パワーリザーブ
- 平均月差±15秒
- 10気圧防水
- 発売日：2022年8月19日
グランドセイコーのランナップの中で
「44GS」
と言えば
SBGJ201 こちらは大人気の定番モデル。満月の魔力にやられたようなエントリーは、もちろんFish Story
このように、カン足からサイドにかけて、平面と直線を大胆な取り入れた
シャープな輪郭が特徴的で
55年前に誕生して以来、多くのファンに愛され
という通称で呼ばれるほどに。
その由来は、グランドセイコーにかつて使われていた８桁型番
44**-****
に因（ちな）んでいます。
ちなみに、この
「ちなむ」
と、改めて文字にして反芻すると少し微笑ましい動詞をよく使う人を
「チナマー」
と言い
「なんか、今日、Kはお気にいりの子がいるからか、かなりチナんでね？」
などと、博識でペダンティックな方を揶揄する場合に使ったりします。
また、これと似た語感の言葉で
「チワい感」
という
というわけで、この度は20枚近くの画像を貼っ付けるので、無駄話はなしにしてたったと行きたいところ。
かなり濃いネイビーの文字盤には、中央から外周にかけて
しっかりとした溝が放射状に刻まれています。
当SBGY009には「月天心」というぺってネームが付けられており
満月に近い月が天心（空の中心：天頂）に見える時期、その様子を表しています。
秒針とGSロゴに使われているゴールドが、静かで深い夜を思わせる文字盤に、キラッと輝く一方
人の手によって作り上げられた輝ける美が、静かなる自然の休息を取り囲んでいる
現場からは異常です。
クロコダイルのストラップは、穴を毎回通すタイプの尾錠タイプではなく、一度、穴を固定すると、次からはバックルの開閉で着脱ができるため
革も長持ちするDバックルというタイプです。
しかも、こちら限定ではありますが
44GSクオーツモデル。全部、人気
上掲、リンク先にある、44GSのクオーツモデルのブレスレットと互換性があるので、当モデルをゲットされた方は、是非、同時に購入したいところ。
当SBGY009のムーブメントには、72時間のパワーリザーブを誇る、手巻きのスプリングドライブ9R31が搭載されており
その薄さも特長です。
ケースサイドの滑らかなフォルムはもちろんのこと
リューズがグッと底面に近いことがお分かりいただけますでしょうか。
時計の裏蓋の面が、ケースのサイドから出っ張っておらず、ラグとの距離からも近いため、手首に添えたときに、驚くほどのフィット感を感じられるのです。
力強さが感じられるダイヤルと
技を極めたこの仕上げに感服するのみ。
44GSの55周年限定も残りわずかとなってきました。今まで、書いそびれていた方は、是非、こちらを何はともあれ実物を是非、ご覧いただきたいところ。
お忙しい方のために、動画をどうぞ
さらに忙しい方には、こちらショート動画
各種、44GSの55周年限定
GRAND SEIKO
44GS 55th Anniversary Limited Model
グランドセイコー
44GS 55周年記念限定モデル
世界限定1500本（国内500本）
月天心
SBGY009
850,000円＋税
♫いくつもの日々を越えて
辿り着いた今がある♫
♫だからもう迷わずに
迷わず行けよ 行けばわかるさ♫
キンキン、高音で硬質のハーモニーが、50を過ぎたオヤジにかなりこそばゆく感じられる男性デュオとアントニオ猪木によれば、迷わず進めばその先には、栄光の架け橋があるという。
というよりも、それは
「そうあって欲しい」
という願望である。
「健全な肉体に、健全な精神が宿ったらなあ」
古代ローマ人の願いと似たようなものだ。
栄光の架け橋へと猪突猛進いや盲進、迷わず進んだとしても、その栄光の架橋に辿り着けるとは、歌詞に一言も書かれていないことに気付いた人がどれだけいるか。
あるいは、アントニオ猪木あるいは清沢哲夫による
「この道をゆけばどうなるものか」
と始まるエピグラムにしたって、その道を行ってみた人のみに、どうなるものか、わかるという。だから
迷わず行けよ
行けば分かるさ
そう締めくくられる。
当たり前である。
レトリックなのだ。
「バカにしやがって」
学生の頃に、学校の図書館で色々な偉人伝に目を通した帰り、たまに界隈に出没して
「こらあああ！！！！」
学生を相手に大声で叫ぶ伝説のコラおじさんを目撃して、ふと思う。
今、彼がこのようにハツラツし過ぎているとも言える笑顔と血走った目つきで
「こらああああああ」
叫ぶのを日課とし、怯え逃げ惑う学生の数に達成感を感じていることをのぞけば、コラおじさんの伝記だって、似たようなものかも知れない。
野口英世や渋沢栄一の伝記から、幼少期の逸話を抜き出して列挙し
「以上、コラおじさんの一生である。」
などと締めくくったとしても、案外、事実と違わなかったりするのかなとか、学生時代をそんな暢気な妄想で過ごした変人がそのまま大人になった結果、当ブログが著されるのだった、おしまい。
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