SBGW289
GRAND SEIKO
グランドセイコー
44GS 55周年記念限定モデル
世界限定1,200本 国内限定150本
SBGW289
570,000円＋税
主なスペック
- ケース＆ストラップ材質：ステンレス
- ガラス材質：サファイア
- ケースサイズ：42.7 X 36.5mm
- 厚さ：11.6mm
- バンド幅：18mm
- 重さ：130ｇ（著者計測）
- 駆動方式：手巻き(9S64)
- 10気圧防水
- 発売日：2022年5月
桜隠し
あああああ、そんな素敵な情景がまさにこちらのダイヤルに咲き乱れる。
ああああ、さらには、桜隠しを「桜がくし」と濁音で読むと
「サクラ学資」
という風にも変換できるから、入進学の多いこの季節、なにやら怪しい奨学金のようにも感じられるので注意が必要かも知れない。
そうだった。
今、この美しい時計を目の前に、下らないことを語って時間を無駄にしている場合ではない。
カン足：ラグからサイドにかけて現れるシャープで大胆な三角形の鏡面が特徴的なこのフォルムは、44GSと呼ばれるモデル。
44GSの55周年記念モデルがこちらSBGW289なのでございます。
説明する前にもうお気づきになられた方もいらっしゃるはず。グランドセイコーの型番SBGWの意味するところを！
そう、こちらSBGW289の面白いところは、手巻きモデルというところ。
SPRING DRIVE
AUTOMATIC
などのテキストはなく
Grand Seiko
と言うロゴと、ピンクゴールドにメッキのされたGSロゴというシンプルさ。
そりゃ、これだけ美しいフォルムとダイヤルならば、余分なテキストや装飾は必要ないって話です。
優しい桜色と、対照的にシャープなフォルム
さらに、そんなケースフォルムと対照的な、柔らかい曲線を描くドーム型サファイアに覆われている、この幾重にも重なるコントラスト。
真綿のようでありました
夜、この美しい時計を眺めながら、リューズを手で静かに巻き上げる音とともに、あなたの耳にも聞こえてこないだろうか？
花びらのやうに降つてきます
薪(たきぎ)の燃える音もして
凍(こお)るみ空の黝(くろ)む頃
いとなよびかになつかしく
手を差し伸べて降りました
熱い額に落ちくもる
涙のやうでありました
いとねんごろに感謝して 神様に
長生したいと祈りました
聞こえてこないかよ？！
優しい気持ちになれる歌、そう、中原中也の
「生い立ちの歌」
が！
さあ、ここで、考えてもらいたい。
グランドセイコーいや世界のGRAND SEIKOが、SBGW289のダイヤルモチーフとして
「桜隠し」
を使ったのは、単純に、移ろいゆく日本の四季の瞬間をSBGW289の文字盤上に表現したかっただけなのだろうか。
いいや、私はそうは思わない。
世界のグランドセイコーである。
落ち着いて考え直してもらいたい。
ここには
「桜隠しの方程式」
なるものが存在するはずだと、私は考える。
そこで
「真夏の方程式」
『真夏の方程式』に隠された裏定理を暴き出す、著者渾身の社会派エントリー
などでも活躍し、町で、私との血縁関係を問われることも少なくないという福山クン
に登場してもらって、この方程式の解説をしてもらいたい。
ではまず、桜という漢字に注目してもらいたい。
桜には
「櫻」
このような異体字があるのだが、これを分解すると
「木嬰」
となるわけである。
そこで、この木嬰の右辺をご覧いただこう。
「嬰」
いかがだろう。
上部に貝を2枚、携えた女性。
そのように読み解くことができるのではないだろうか。とすれば、桜の木の陰に、寄り添うように、いや、半身で身を隠すかのような女性が、貝殻を2枚携えて。
何を隠すのだろうか。
もう、お分かりだろう。
そうだ。
この女性は、桜隠しと呼ばれるほどの寒く雪の舞う季節に、上半身ハダカで、胸を貝殻で覆って、桜の木の陰からこちらを伺っている。
幾分、狂気じみた様子に感じられるかも知れないが、違う。
これは、恋路に彷徨う女性の感性、刹那、震えるほどの桜色の柔肌を表したものだと捉えることができいでか！
SBGW289の凛としながらも、艶っぽいこの表情に隠された、そんな美しくも切ないストーリーを感取し得たのは、私だけではないはずだっ！
さらにはもう少し高等な解釈もあり、こちらの右辺「嬰」は、女性の貝が2枚で貝合わ
手巻きながら10気圧防水というのは安心感が十二分でございます。
さらには、こちらSBGW289は44GS史上最小径36.5mmにて、手首に収まるフィット感はもうああああああああああああ、鳥取いいいいいいいいいい
素晴らしい時計を動画でどうぞ。
SBGW289
GRAND SEIKO
グランドセイコー
44GS 55周年記念限定モデル
世界限定1,200本 国内限定150本
SBGW289
570,000円＋税
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