退かぬ!媚びぬ !【GRAND SEIKO SBGA445】い、いますがる

前回のなかいしうブログ「トナリング講義」において

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案外、楽しそう
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無意識的トナラーについて、その行動原理をサクッと解説してみた。

そう彼ら無意識的トナラー(Mトナラー)が隣にやってくるのは、彼らの自由意志によって選択されたものではないのだと。

Mトナラーが広大なスペースの、わざわざ私の隣にトナリングするのは、一人泰然と座る私の姿を発見して

『おや』

などという脳内語を発してイソイソと近付いてくるのでは全くなく、それはまるで天から糸で手足を操られている人形のように動かされて、ふらりふらりとやって来るわけなのだから、彼の行動に悪気などという要素は一切ないのだと解説した一方で、意識的トナラーの存在を暗示して前回は終わったわけである。

今回は、意識的トナラー(Iトナラー)とは一体どのようにトナリングをし、その行動原理とはどのような仕組みなのかを説明したい。

このことを知ることによって、私たちはトナラー対策、トナラーからある種、自由になるための方法を知ることになるだろう。

それをわかりやすく捉えるには、以下のような状況を想定してもらいたい。

大阪への出張である。

この頃から、結構、コロナやばくね。という雰囲気になっていったような

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コロナのせいでしばらく出来ずにいた出張がもうすぐ解禁になるだろうか。

いや、何も当社で禁止されていたわけではなく、私が自らを律して、大阪出張に行かなかったのだ。いや、それも嘘で、私や木村みのるのように辞書に

「油断」

としか書かれていない

 木村は元気にしております、はい。

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タイプの人間が、大阪や東京など、人の多いところに行くとなると、まず、電車に乗ってつり革に掴まった手の指で鼻をほじっていきなりダブルプレー。マスク越しに隠しながらいただいて、スリーアウトチェンジ。

御堂筋線に乗って、ものの5分で感染してしまうギネス記録が達成されるはずに違いなかったのだけど、こうしてワクチンも広がって、ようやくマスク越しに鼻くそを頂いてもまあ、大丈夫な世の中になってきたのだから

「あああ嬉しや」

いそいそと、大阪や東京へ出張に出かける状況を想定してもらいたいのである。

GRAND SEIKO

グランドセイコー

二十四節気シリーズ

日本特有の季節の移ろいをダイヤルで表現したシリーズ

「大雪」

SBGA445

690,000円+税

主なスペック

  • ケース&ストラップ材質:ブライトチタン
  • ガラス材質:サファイア
  • ケースサイズ:47 X 40mm
  • 厚さ:12.8mm
  • カン幅:21mm
  • 重さ:102g
  • 駆動方式:スプリングドライブ(cal.9R65)
  • パワーリザーブ72時間/平均月差±15秒
  • 10気圧防水
GRAND SEIKO グランドセイコー 「大雪」 SBGA445
SBGA445

文字盤に日本特有の季節感を切り取り落とし込んだ二十四節気シリーズ「大雪」SBGA445は

どうだ!

1967年に発売されたグランドセイコー史上初の自動巻機械式モデル62GSを現代的にアレンジした「62GS現代デザインモデル」として海外では評判の高かったケースデザインを、日本モデルとして初採用しました。

堂々たる

このカン足の堂々たる太さと長さ。

というか

一体

ベゼルがなく、ケースからカン足へ流れる稜線が一体化しているために長く見えるカン足は、実は

長くない?

なんと言えばいいのか、この形状。

こういうのを、小股の切れ上がった感じというのではないだろうか。

私も切れ上がってるぞ〜
どひやあああああ

グレー?

シルバーというか。

表現ができない色合いです。

雪肌

皆さんご存知のこちら

SBGA211
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2019年コロナが来る前の大晦日・・・か、懐かすいい

SBGA211は雪、雪の結晶を表した文字盤ですが

雪景色

一方、こちらSBGA445の文字盤は、雪の降り積もった風景その雪肌がまさに感じられるのではないでしょうか?

オーイエー!
当社オリジナル「鳥取砂丘モデル」

こちらは、鳥取の大自然の象徴「鳥取砂丘」をイメージしたモデルです。

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弓管

見て見て、この弓管がケースにギュッと切れ込んで、長いラグがスラリと美しい流線型。

いいですねえ。

サイド

サイドに流れる曲線の、チタンとは思えない鏡面の力強さ。

微妙な色合い

このフェイントな色合がまさに日本の冬、自然を表現しているように思えます。

無骨なリューズ

リューズガードのないリューズも、なかなか氵男らしい。

さらに、ドーム型のサファイアガラスとベゼルレスな形状が、レトレっぽくもあります。

裏側

グランドセイコーのゴールデンライオンが印刷されたシースルーの裏蓋で防水性は10気圧。

水を気にせず使えるのは嬉しい仕様です。

ブレス裏

ちょっと変わったブレスの裏面も道具っぽくて、グッド。

いや〜ん

これはもう勝手に頂きます。

本日の

「何だこれ!」
どわ〜

このブレス。

この風防。

ああああ美しい。

本当に素晴らしい。ああああああ、この文字盤とこのケース形状からカン足を伝ってブレスに流れるああああ美しさ。

「ジャケットのためにある時計なんです、お客様」

さらに、何と言ってもチタン特有102gのこの軽さも特筆。

「踊る阿呆に見る阿呆」

そんな言葉がありますが、この商品は見なければ損です。同じあれなら

「買わない損失」

とまで言いたくなるほどのSBGA445の実物を触って見て、使用してみなければわからないので、鳥取の中井脩でお待ちしてますっ!

動画も是非、御覧ください。

2022年3月発売、GMT20周年記念限定SBGE275との、ダイヤル型打ち比較動画です。

GRAND SEIKO

グランドセイコー

二十四節気シリーズ

日本特有の季節の移ろいをダイヤルで表現したシリーズ

「大雪」

SBGA445

690,000円+税

SBGA445は、是非、ランクインして欲しいっ

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鳥取から大阪への出張で利用する特急列車に乗る時、大した差額ではないため指定席のチケットを買う私は、買ったその席には座らない。

まずは、自由席の車両の混み具合を確認するのだ。案外、平日であれば、自由席は余裕があるのにも関わらず、指定席は満席でトナラーにとっては天国状態になっていることがあるからだ。

車両内をチラッと確認して、自由席車両の乗客が少なければそちらに移動して、隣に荷物を置ける席を陣取れば、これでトナラーを撃退できるというわけである。

もし、自由席の利用者が増えてきて、隣の荷物を網棚に移動する必要ができたならば、諦めてそうするか、指定席に戻ることも出来るだろう。

ただ、この時、運悪く、自分の指定席の隣が大物トナラーなこともあるから気は抜けない。

そう、私の指定席の隣にどっしりと座っている彼こそが所謂、意識的トナラーである。

大阪への出張、秒単位のアポイントを無事にコンプした私は、鳥取に帰る列車に揺られながら、本日の成果を反芻して目を細め

「プシュっ」

喉をキュッと引き締めくすぐるようなレモンの酸味と芳香、強烈な炭酸の効いたレモンチューハイの、失神するような美味しさに気づけば

「上郡〜上郡〜」

終着の鳥取駅まで後1時間くらいの駅に到着したという車内アナウンスに目を覚まされたのか、現実に引き戻されたのだろうか。あまりの多幸感に、おそらく白目を剥いて失神していたはずだ。

窓の外は暗い。

辺りを見回すと、車内の光を反射した窓に人影は映らない。

そう、人がいないのだ。

私の隣以外には。

私たちの利用している車両はもうガランガランなのにも関わらず、私とそのトナラーは二人並んでどこまでも。

いや、まさか、そんなことがあるものか。

そう思われる向きもあろうかと思うが、トナラーとの出会いは必竟、運である。

「ヘイ、ジム。周りを見てみろよ。とうとう俺たち二人だけになっちまったなHAHAHA」

スピルバーグの戦争映画にでも出てきそうな、そんな会話で盛り上がりたくない私は、しかし、動かない。

なぜか?

移動すると、相手に悪いような気がするからか?

そのような気がする、ような気もするが、違うのだ。

トナラーの心理はこうだ。

この指定席は、私の指定席である。

こんなに多くの空席がありながら、私の指定席の隣にだけまだ、他の乗客が座っているものの、ここは、私の指定席に違いない。

動くわけにはいかない。

負けたくない。

負けられない。

先に動くと、私が負けたようになるではないか。

氵男【おとこ】には負けられない戦いがあるのだ。

「勝ちたい」

意識的トナラーの、そうした気犭王いな心理を紐解き、理解した時、私は負けることを選んだ。

こりゃ勝てない。逃げよう。

席を移る。場所を変える。それが一番のトナラー対策に違いない。

このように、トナラー心理をより深く探求することにより、皆さんの出張が一人ご飯が、ひとり酒がより充実し楽しくなること請け合いですので、是非、さっさと退きましょう。

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