今回は、下らない話のない、括弧【】がないタイトルのエントリーにしようか
スイス大戦篇スタート
だったら
「んじゃいいや」
と読むのを止めてしまう読者は少なからずいるようである。と推察できるのは、当ブログのアクセスランキングには、商品のことなどそっちのけのエントリーが結構、上位にランクされているのだから、多分、時計の記事を読んでいるわけではないんだろう。
そんなランキングを見て、新宿２丁目のゲイバー「牛海」で待ち合わせをしているときのような嬉しさと何やら複雑な思いが交錯するこの頃、このエントリーにつきましては、前回の括弧付きエントリー
こちらから緩やかに続いています
から緩やかに次回へと続くためのクッションというか枕というか、そんな役割も期待される中、時計紹介がメインではありますが何とぞ、全部目を通していただくこと切にお願いして、ご挨拶に代えさせていただきますこと御礼申し上げます。豚汁
BTSがなんぼのもんじゃい
とかやっている場合じゃねんだよ。
今回は時計の紹介と合わせて、当ブログ著者による「機械式」時計のしくみを説明しようかという無謀な試みを企てているのだから！
【2022年1月13日 一部画像の差し替えや 新しい画像、動画を追加しています】
GRAND SEIKO
グランドセイコー
SBGW231
４５０，０００円＋税
主なスペック
- ケース材質：ステンレス
- ガラス材質；サファイア
- ケースサイズ：44.3 X 37.3mm
- 厚さ：11.6mm
- 駆動方式：機械式 手巻き
- 駆動時間：最大巻上時約72時間持続
- 静的精度：日差＋5秒〜−3秒
- 携帯精度：日差＋10秒〜−1秒
- 日常生活用防水
SBGW231
グランドセイコーの手巻きモデルでございます。
「ちょっと待った〜」
さあ、いきなり出て参りました「手巻き」というのは何なのか？
以前にもあったかも知れないのですが、憶えている限りでは最近のエントリーで、時計の駆動方式のクオーツとスプリングドライブについて、ご説明しました。
クオーツとは・・・
スプリングドライブとは・・・
上記の駆動方式の前に誕生し、現代時計のルーツになったのが機械式時計です。
機械式時計の仕組みをまずは超簡単に説明すると
ゼンマイの解ける力を動力にして動き、「振り子の原理」を利用して、その「動きの速さ」＝精度、を調整する
と言えます。
皆さんは子供の頃、ゼンマイを
「ジコジコジコ」
と巻いて手を離すと動き出すおもちゃで遊んだ覚えがありませんか？
機械式時計の針の動力は、ゼンマイが解ける力を利用しています。
ちなみに、「ゼンマイ」が巻かれる仕組みによって機械式は２種類に分類されます。
●手巻き
●自動巻き
手巻きは、主に腕時計の右側、３時位置についているリューズという丸い部分を、まるで鼻くそを座りの良い具合に成形するときのように優しく親指と人差し指で捏ねることでゼンマイを巻き上げるのに対して、自動巻きは、時計が装用された腕のちょっとした動きが、愛すべきその面倒な作業を自動で行ってくれるという、画期的なシステムなわけです。
ゼンマイの力で動いた針は、「振り子」の等時性
つまり、揺れの幅が小さい振り子の場合、振り子の揺れの周期（つまり早さ）は重さや振幅に関係なく一定である
そこら辺りのネットより引用
を利用して、時間通りに進むように調整されます。
つまり、時計の中に備え付けられた振り子（「テンプ」と「ヒゲゼンマイ」と呼ばれるパーツ）が、時計の進む速度を調整するのです。
ここで機械式時計の凄いのが、「ゼンマイ」が運針の動力である、のと同時に、テンプ（振り子）にも力を加えて、時間調整のための動力にもなっている、という点です。
この部分の主要な仕組みを脱進機（ダッフンダとは違うもの）といい、ゼンマイの力が「針が進む」ためだけの役割からは「脱」して、時間を調整するテンプを動かすための動力となることを意味します。
英語では脱進機（ダッフンダとは違う）を”ESCAPMENT”というのは、上記ような意味を表すわけでございまして。
ケースサイズは横 37.3mm × 厚さ 11.6mm
振り子の等時性を利用して時間調整をしている機械式時計ですから、クオーツましてや電波時計などの精度と比べ物になりません。
あのロレックスでさえ、一日数秒の誤差は通常です。
だったら、3、4千円ほどで買えるチープカシオでいいんじゃないか。
もちろん、そういう方もいらっしゃるでしょう。
上記のようなことをご承知の上で、アクサセリーや自己満足、そのブランドや時計や機械に対する愛情から、機械式時計が選ばれるわけです。
いかがでしょう。
なにぶん説明が下手ですから、おわかりいただけたかどうか？
わかりにくかったら、それは私の説明が悪いのだから、他のサイトで検索しみて下さい。サーセン。
巻き上げがしやすいようにちょっと大きめに作られています。
口に入れても痛くないほど愛おしいあの booger
を親指と人差し指でゆっくりとこねるように、愛おしんで巻き上げてもらいたい。
美しいではありませんか。
GS
GRAND SEIKO
という文字の下辺りに
TWENTY-FOUR JEWELS
と見えます。
これは、回転が多いため摩耗の激しい歯車の軸を受ける「軸受」に使われる、摩耗に強い人工ルビー（ルビー＝石）の数のことです。
画面上に赤く見える◎がそのルビーです。
コココ〜ト・ドドドドドド〜。
上記、波のように見える仕上げの呼び名ですが、この仕上げは多くの場合、機械式時計の「機械」自体に施される仕上げです。
また、TWENTY-FOUR JEWLESの右下辺りに
ADJUSTED TO
SIX POSITIONS
・・・
と彫ってあるのですが、さあ、みなさん、親指人差し指で
「くっぱあ〜」
と画面を拡大するとどうでしょう、ご覧いただけますでしょうか。
これは、時計を６つの向き・状態で調整してあるという意味です。
腕時計は色々な状態で装用されます。
歩いていたり、デスクでパソコンを叩いたり、ソファの上で寛いだり。
そうした色々な向き、グランドセイコーの場合、６つの向きでも公称の精度が出るように調整されている、という意味なのです。
さて、長くなりましたが、この部分は、２，３日後の下らないエントリーにも関係してくるので、シムラー、復習を忘れんなよ〜。
ここまで長ければ、もう誰も読んでいないという説もありますが、それも想定内というか、そっちの方が次の下らないエントリーにとっては良いかも知れない。
マンマンマン〜とか書いても大丈夫だろう。
革バンドの時計に以前から良く使われているバンドの留め具です。
日付のない手巻き時計でかつ非常にシンプルなSBGW231のデザインに永く手が加えられることがないのは、そこに、グランドセイコーの真髄が凝縮されているからに違いありますん！
さあ、この度はかなり長くて、専門的な話もあったエントリーだけに心配になって、確認のため、ネット検索しまくったのですが、自分の云っていることが正しいのか、何だか心配になって参りました。が、まあ、ただ、気を取り直して、頑張ろう、何かしら。
【追加】
以下に、緩やかに続く
GRAND SEIKO
グランドセイコー
SBGW231
４５０，０００円＋税
美しいですねえ。
ランクインしちゃいました。
さようなら
アイボリー文字盤のGSの中では、私はこれが一番スキです
当商品は、ブランド品質保持などの理由で、インターネット販売
（ネット上でショッピングカートに追加し、決済までする販売）
を小売店が行わない商品ですけど・・・・つまり、あの、田舎の鳥取は実は入手困難な商品をゲットしやすかったりします。
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