システム障害【プレザージュ SARX079/080】何とかならないのか!

本日、東京証券取引所のシステムで障害が発生し全銘柄の売買が停止するという事態が起きる中、実は当社システムも9月の末に障害が発生し壊れてしまって動いていないのだから、困ったもんである。まさか、私たちのシステム障害と東証のそれには何かしらのコーインシデンスがあるのだろうか。当社システムはまだまだ現役XP上で稼働しているのであり、東証もまさか、似たようなことなのかも知れないな。

いや、今はそんなことより、この状況をどうするか?

もちろん、システムの会社に修復依頼はしてあるものの、今回のような事例は初めてらしく

「びっくりしました」

とのこと。

サッカー選手が

「急にボールが来てびっくりしました」

とコメントして失笑を買ったことがあるが、改めて「びっくりした」という表現は間抜けっぽくて楽しいな、私もどしどし使おうと笑っている場合ではない。

「大至急対応する、待ってくれろ」

とのことだが、その旨を各支店にメールで案内しようとして

「大至急」

と入力したつもりが

「大子宮」

と変換されやがるから、普段、私はどんな入力をしているのだとイライラは募り、XPの画面に映っている役立たずの当該システムの裏で起動しているマインスイーパー初級編で1発目からマインを踏むという奇跡を5度繰り返してみれば、『ショーシャンクの空に』のDVDジェケット写真のように両手を広げて屋上から羽ばたきたくもなるだろう、5m向かいの木村みのるに

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「何とか、ならないのか!」

と声を荒らげて無茶振りをしてみる。何とかならないのはわかっているのだ。多少PCに造詣が深いとはいえ、そりゃあ、パッケージのソフトを何とかするわけにもいかんだろう、云ってみただけではあるが

「わかっています、今、必死にやっています!」

という返事が返ってくるからには、びっくりしました。

セイコー プレサージュ SARX079
SARX079

セイコー プレザージュ

SEIKO PRESAGE

SARX079

100,000円+税

主なスペック

  • ケース材質:ステンレス
  • ガラス材質:サファイア
  • 駆動方式:自動巻き(手巻き付き)
  • 駆動時間:最大巻上時約70時間持続
  • 10気圧防水

限定商品ではありません。

プレザージュの新商品のご紹介です。

そう、文字盤が特徴的。

何模様とういうのか

幾何学的な模様と、ケース&バンドのシャープなエッジが、この新商品の特徴でございます。

名付けて「Sharp Edged Series」シャープエッジシリーズだ。

かん足にも平面と直線

エッジの効いたデザインということらしい。

今までのプレザージュはどちらかと言うと丸みを帯びたかん足やケースデザインが特徴でしたから、グゥワラリ、180度、違った嗜好となります。

今回はちょっと暗い

もう少し明るくすれば良かったです。

iPhoneがios14になって、撮影時に露出補正ができるらしいから、今度使っってみよう、うん。

ブレスにも

3列のブレスの中駒は、艶消しの仕上げをミラー仕上げの板で挟み込んだ形となっており、それこそエッジがビシッと効いております。

裏スケ

セイコーの中価格帯の強化ブランド、プロスペックスとプレザージュ。

裏スケを採用しているモデルが多いのはプレザージュでございまして、それは防水性能に影響するからでしょう。

機械式時計を長年見ていると、裏スケにする必要があるのかどうかという疑問も、最近は湧いてきております。

手の混んだブレス

時計に動きが出て、より楽しい装用感を得られます。

大写し

三角錐の凹凸が、文字盤の動きによって光を反射して、すごく美しいです。

ここまで手が掛けられた文字盤とブレス、そして70時間持続の機械を搭載、それなのに10万円とああ、高いコストパフォーマンスは、プレザージュから目を離せない!

セイコープレサージュ SARX080
SARX080

セイコー プレザージュ

SEIKO PRESAGE

SARX080

100,000円+税

主なスペック

  • ケース材質:ステンレス
  • ガラス材質:サファイア
  • 駆動方式:自動巻き(手巻き付き)
  • 駆動時間:最大巻上時約70時間持続
  • 10気圧防水

限定商品ではありません。

プレザージュの新製品、SARX079と同じ仲間の革バンドバージョンでございます。

ピンクゴールドの金メッキ

なかなか綺麗でございます。こんな時計をジャケパンでサラッと装用したらば、それはそれで、時計通に違いない、おしゃれです。

サイドはヘアライン仕上げ

ゴールドを基調としたケースを、ミラーとヘアラインの、仕上げのコンビネーションが鮮やかに彩る。

三角錐というのか

こちらも光の当たり方によって、表情を変える美麗な文字盤。ブラウンとピンクゴールドが合うんだなあ、これが。

キラッキラ

筋目がしっかり確認できます。

これは美しい。

裏スケ

これが裏スケではなかったらどうなんだろう。

裏蓋全体が、ミラー仕上げのピンクゴールドなら美しいのではないかな、案外。

尾錠はDバックル。

革が傷んでも、一般的なバンドに交換すればオッケ。ちょっと高価なバンドを選んでみても楽しいかも。

初秋のセイコープレザージュ、いきなり垂涎の商品が出て参りました。これは、買い!

ちょっと待ったーっ!

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プレザージュの「シャープエッジシリーズ」のセイコー創業140周年記念限定モデルはこちら!

セイコー プレザージュ

SEIKO PRESAGE

SARX079

SARX080

100,000円+税

限定商品ではありません。

うお〜。GMTがいい!

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案外

「びっくりしました」

と云えば、大方のことが許されるような気がするし、東証の記者会見でも社長が

「びっくりしました」

と言わないだろうかと期待感が増す中、木村の背後に備え付けられているガラス棚に反射する、そのPC画面には、スパイダソリティアが全画面で表示されている。ヤツもやるな。いや、普通のソリティアならやったことはあるが、あれはやったことがないな、どんなルールかな。ぼんやりと考えいていると、木村の

「やっています! が、私だけでは到底、無理です。手伝ってください、後生です」

という悲鳴に我に返った私は、

「わかった、私もできることをやろう!」

と、とりあえずスパイダソリティアを開いてみるが、ぬっ、トランプが黒ばっかりではないか?

「こ、これは!?」

私の困惑する声に、PC画面を見つめたままの木村はお互いの傷を舐め合うように声を潜めて

「大変なことになっていますね」

そうだな、これでは普通のソリティアのように赤と黒を交互に重ねられないではないか?

「とりあえず、手当り次第、やってみるしかあるまい」

と始めたみたもののどうも勝手がわからない。かと云って、ヘルプを読むのは面倒だから試行錯誤しているうちに段々とコツがわかってくるが、木村はどうやら諦めたようだ。

「僕はこちらを攻めてみます」

というその画面をガラス越しに確認すると、小さなマインスイーパーが表示された。んっ、初級か。初級編で1発目からマインを5回連続で踏み続けるというバカもいるらしいから、気をつけろよ。

「くっ」

どうやら1発目で踏んでしまったようだ。

立て続けにマウスのクリック音が鳴り

「これもダメか、くそっ。八方塞がりじゃねぇか!」

吐き捨てるような呟きが聞こえる。木村、落ち着いてくれ、システムの担当者、責任者である我々が、ここで挫けてしまっては皆の士気が下がろう。

「それなら、難しい方からやってみたらどうだろう、確率のことは私には分からんが」

そうアドバイスを送る私に向かって、木村は静かに頷く。私は文系

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だが、木村は理系大学を中退したくらいだから、確率には強いだろう、この大きなマインスイーパーで1発目からマインを踏む確率はかなり低いのではないか?

「いえ、こうしたことも最終的には確率などより、私たち人間の直観が、活きるのです。力を生むのです」

システムが壊れて以来、周りの人たちは責任者、担当者である私たちを『固唾を飲む』格好で見守るしかないのだ。少し距離を取りながらも心配そうにかつ優しい眼差しで、我々の様子に一喜一憂しているようだ。

「わかりました、やってみます」

マウスのクリック音とともに、小さなマインスイーパーが消え、ガラス越しに特大のマインスイーパーが出現して

「うわっ!」

わずか1秒、木村の叫び声が聞こえたのだから

「どうした?」

尋ねると

「びっくりしました!」

ということらしい。皆の顔に秋らしく、柔らかな微笑みが浮かぶものの、当社システムはまだまだ改修されない。

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