鳥取県とその隣の県、島根県とは良く間違われるようで、どっちがどっちだか分からないとか鳥取を取鳥って書くんだっけとかよく聞く話ではあるが、かたや日本で一番人口の少ない県とかたや日本で一番人口密度の低い県*1なわけだから、最強の過疎タッグなのであり、一般的に知られていないのは当たり前ではある。
ただ、私だって色々知らないぞ。
方向音痴にして地理に興味がなく記憶に全く定着しない私にしてみたら、東北、関東、九州など、どこになにがあるのかわからないから、どこでも同じだろんと胸を張ると大きくなった子どもたちに笑われる。いや、別に構わない、笑うなら笑えばいいさ。ただ、忘れないでくれ、君たちへの月々の小遣いとクリスマスプレゼントは、私が担当しているのだからそうしたことの積み重ねが査定に響くこともあるのだよ、それが大人の世界、社内政治という大きな圧力に抗うなかれ、もう君たちは子どもではないのだと子どもに対してイヤらしい上司的な顔つきで説教をしてみようかな。
SEIKO ASTRON
セイコー アストロン
SBXC049
210,000円+税
主なスペック
ケース素材:ステンレススチール
ガラス素材:サファイアガラス
駆動方式:ソーラーGPS衛星電波修正
10気圧防水
アストロンの新製品です。
ちょっと前に紹介したSBXC059は
復活しちゃったし
チタン製のモデルですが、SBXC049はすべてステンレススチールです。重量は118gと160gで約1.5倍重い。時計自体を実際に触って比べると、この重量差はかなりです。
ただ、その分、お値段も倍以上しますから、仕方なし。
ステンレスのSBXC049の良い点は、やっぱり、スティールの輝きでしょう。歪みのないミラー仕上げの美しさに息を呑みます。
文字盤と薄いゴールドのインデックスのコントラストが美しい。
サファイアガラスに無反射コーティングが施されており、角度によってキラッと光るブルーの反射光が、濃紺の文字盤と何かしら相まって、普通の濃紺には見えないんです。ぜひ、店頭で実物をご確認下さい。
ゴールドの紺のコンビは、時計にベストな表情を与えてくれるのではないでしょうか?
年齢を選ばない組み合わせ。50歳以上の方がご装用されても、軽すぎる感じには見えないと思います。
文字盤だけを比べると、049の方が色気があると思いません? 私は049の感じが好きです。
こうしたちょっとした仕上げの凝り方で、見た目が全く違ってくるのです。
キラキラと全体が輝いているのか、キラッと光りの加減で光る
のか、ここら辺も時計デザインの妙。
いいですっ。
決定! 給付金の使い道、これでいきましょう。
SEIKO ASTRON
セイコー アストロン
SBXC049
210,000円+税
鳥取にまあ近い姫路なども、今サクッとググって「うん、やっぱり兵庫県だし」と確認したのにも関わらずしばらく日にちが経つと
「姫路・・・岡山?」
と子どもに聞いてみてニヤリと笑いそうな反応にすかさず
「ではないぞ、もちろん、神戸も兵庫」
と数少ない地理の知識をご開陳しなければならない私にしてみれば、出雲大社まで車で日帰り家族旅行をしようとなった時に、迷わないかな、いや、迷ってみんなに呆れられないかなと一抹の不安がよぎるものの、カーナビはあるし、出雲はまあ行ったことがないだろう多分、出雲蕎麦もあるらしいぞ、他にも美味しいものはあるのかな案外楽しそうだこりゃと到着した辺りを見回すと、想像していたのとちょっと違う。
真夏で物凄く暑かったように覚えている。
それこそかなり大きな石造りの鳥居をくぐる時に、これは第一の鳥居かなと自分を納得させながら歩を進める。境内へ続く長い道のりには木々が高くそびえ、人は少なくないものの静かというより静謐で、虫の鳴く声がかき消されるほど厳かである。神様というのはやっぱり、いるのだろうなあ、私のところには来ない気がするな、ああ、ここに日本中の神様が集まるのかと納得し、少し感心する。ただ、頭の片隅では、この先に、この先を行けば、あの目の洗われるような風景が広がるのかと思えども、進めば進むほど、私の期待とずれていく気がするが、さらに行けば行ってみれば、どうだろう、崖のようになっていて、そこから何かしらの道が海岸に繋がるのか、しかし、そう考えると、今までかなりの道のりを進んできて、これから、さらに海に続く道を降りていくのか大変だなと考えている間に出雲大社の本殿に到着した。
む?
目の前に見上げる本殿の、その荘厳な姿と私の中の、あの海に浮かぶ鳥居の残像が重なって、暑さで朦朧とした脳内が揺さぶられるのだ。
そう、聡明な読者の皆様ならもう、おわかりだろう。
私は広島の厳島神社を出雲大社と勘違いしていたのである。どおりで、海のあの磯の香りがしないなあと思ったよ。と誰にも言わずに一人で納得した。
その後、出雲でどうしたかは覚えていないんだなあ、何か美味しいものを食べたいためだけに出雲に来たのは間違いないから、何かを食べたのだろうが、思い出がないということは、多分、美味しくなかったのだろう、チッという苦虫を思いっきり噛み潰したいものの、バックミラーに映る妻の、不貞腐れ気味の私を睨む鋭い視線によって、泣き顔か笑顔かわからないような顔で運転していたのだろうとは、想像に難くない。
*1:島根県は43位でした。鳥取は37位、お詫びしながら訂正します
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