前略【グランドセイコーSBGR311】Twitter 様

「拝啓 余寒の候、ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てをいただき、ありがたく御礼申し上げます・・・」

ワードの挨拶文機能にあったような書き起こしから始まるメールを受け取ったのは、昨日の深夜、ベッドの中でウトウトしながらスマホをいじっていた時だった。

送信者は、格別のお引き立てをした覚えがない知らない方だが、読み進めていくと、当ブログへのお褒めの言葉が続き、どうやらファンレターのようなものらしい。そのようなことは初めてで、また、褒められることに慣れていない私は、一気に目が覚めた。

手紙の主は高校を卒業すると同時にマスク製造会社に入社。以来47年間、同会社で働き上げ昨年12月に65歳で定年を迎えたということだった。六十の手習いで、会社勤めの間は無縁だったスマホやパソコン、SNSを始めたところ、当ブログに遭遇。定年の贈り物として子どもたちからプレゼントされたグランドセイコーを大いに気に入り、検索しまくったらしい。そして、ある投稿と邂逅し、

この投稿、とのこと

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それ以来、当ブログのファンになった。

「いつも楽しんで拝読しております」

「グランドセイコー の素晴らしさをさらに確認することができ」

「お陰様で『北斗の拳』に出会うこともできました」

というようなことだった。

ありがたいではないか? ブログを始めてまだ3ヶ月。こうしたファンができ、喜んでもらえている。購入する前の煩悩と購入後の自己肯定。これが、買い物の醍醐味でもある。時計を購入される前後の方に情報を提供するという意味でもより時計を愛してもらえる。

これだけでも、時計屋ブロガー冥利に尽きると目尻を伝った涙が枕を濡らす間もなく

こちらが、その不可思議な投稿・・・か。
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「ただ、本日の御投稿で気になることが一点あり、色々と検索するのですが、どうしても解決することができません。気になって寝られず、こうしてメールをさせていただいている次第です」

と続く。

「Twitter”アナルスティック”とは一体、どのようなものなのでしょう?」

胸のあたりにキリッと痛みが走った。動悸が激しくなっていくのがわかる。

GRAND SEIKO

グランドセイコー

SBGR311

キャリバー9S 20周年記念限定モデル

数量限定1300本

500,000円+税

主なスペック

自動巻き(手巻きつき)

ケース素材:ステンレススチール

ガラス素材:サファイアガラス

SBGR311
文字盤の細工をご確認いただけるだろうか?
セイコーHPより転載 SBGR311
セイコーHPより転載 SBGR311

これが最後の一本か? ほぼ市場には残っていないモデルです。

GSフェア期間中の特別展示商品となりますので、ぜひ、この機会にご来店ください。

ステンレススチールなので使いやすい

グランドセイコーの「G」と「S」、9Sメカニカルを生んだセイコーインスツルの前身、第二精工舎の「S」。以上3種類の記号が放射状に細かく型打ちされている。

セイコーHPより

文字盤の細工”文字”は主張しすぎていません。

遠目からだと、放射線状に細かな細工が刻まれたデザインに見えます。この感じが、なかなか秀逸。

気になるシリアルは?

うん、まあまあ、あれだな、うん。

ところで、シリアルの画像をもう少し暗くして、みなさんが親指と人差指で「クパあッ」としなければ見えないくらいにしようかなあ。新コロで殺伐としかけているこの世の中、老若男女問わず「クパあッ」としている姿を想像すると幾分か、平和な気持ちになれるかも、私が。

GRAND SEIKO

グランドセイコー

SBGR311

キャリバー9S 20周年記念限定モデル

数量限定1300本

500,000円+税

 

手紙はこう続く。

「色々とググッてみたところ、Twitter”アナリティクス”というTwitterのアクセス解析機能があるのは確認できました。しかしながら、”アナルスティック”までどうしても辿り着けないのです」

そりゃそうだろう。

「御ブログには、珍しい日本語の使われ方が散見せられるところから、これはまさかブログ主様の造語ではないだろうかと考えたわけです」

ふむ

「万策手を尽くして行き場のない悩みに焦る私は、エアロビでくたびれ10時には寝床につく家内を揺り起こして、”アナルスティック”という言葉に心当たりはないか、何か感じるものはないかと問うたところ

『うーん、何か穴に棒のようなものを入れてグルグル掻き回すイメージかしら』

とのこと。

これだ!

さすが糟糠の妻、45年間、私のようなものを支えてきてくれただけのことはある。わかった。わかりました。ブログ主様は、Twitterアナリティクスよりもさらに深層へ棒状のものを突っ込むイメージで、加えて、それをグルグルと掻き回すようにすることでより正確な現状分析を行うことを”アナルスティック”とお呼びになっているのでは・・・」

そうだ!

その通り!!

「私もTwitterや他のSNSを初めたばかり・・・・もしよろしければ、私めにもそのアナルスティックの使い方をご教示いただければ、幸甚に存じます・・・・末筆ではございますが、引き続き倍旧のご厚情を賜りたく、切にお願い申し上げます。敬具」

さあ、なんて返事を書こうかな?

半年後の、こちらに続く

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