ティム【プレザージュ STAR BAR】ティム

セイコープレザージュ

SEIKO PRESAGE

STAR BAR 限定

主なスペック

自動巻き(手巻きつき)

ケース素材:ステンレス

ガラス:ボックス型ハードレックス(表)、ガラス(裏)

STAR BAR とか、そんな偉そうなバーのカウンターで飲んでみたいな。

オーダーは決まっている。

「マスター、デュワーズのソーダ割りをミストで」

手入れの行き届いたグレーのマスターシュを柔らかになでる仕草がカウンターの向こうに立つ紳士の余裕、その歩んできた人生の道のりを感じさせる。

「いえ、私はマスターではありません」

「知っています。あちらのかたにそう伝えてもらいたいのです」

「あちらのものは、バイトでございます」

ですよね〜。

などと正体はバレるもの。格好がつくには、経験というものが必要ですな。

最近、年齢とともに我がティムティム・バートンも落ち着いてきたりする中、あまり上ついた行動もなくなってきたと自覚していますが、行きつけのバー「牛海」のちょっぴり可愛いアルバイトの女の子が

「ちょっと聞いてもらえます」

と相談に乗ってもらいたい体。「”相談詐欺”ちゃうん、キャバクラ的な」とは思ったが聞いてみると

「気になる人がいるんですけど」

こ、これは、いや待て、いやいやこれは”気になる人は実はあ・な・た詐欺”なのか?

「その人がコンビニに自分ちのゴミを捨てるところを見たんだけど、どう思います?」

だと。ちっ、知らんがな。

SARY159

メンズ

66,000円+税

限定本数6,000本

メーカーよりSARY159

SRRY039

レディス

64,000円+税

限定本数3,000本

メーカーサイトよりSRRY039
SARY159
”STAR BAR” オリジナルカクテル「Honeycomb」にインスパイア

ハニカム模様の文字盤です。

本物を手にとって見ると、本当にきれいです。手がかかっているようですが、その複雑さは、目にすっとシンプルに飛び込んできます。

どのように作ったのか知りたい。というかこんな記事を読んで、最近、ほえ~となりました。

こうした技術もセイコーの時計に使われているのだろうか?*1

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どのようにして作られているのだろうか?

六角形の中の細工、表情が、それぞれで違います。

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実物はもっと綺麗

実物のほうが圧倒的に綺麗な色合いです。高級な蜂蜜の薄い黄色が鮮やかなんです。

上記、私の撮った画像はメンズ。

レディスもあります。

SARY159とSRRY039を並べて撮影
大きさの違いはわかりにくいかも

両者の違いは、大きさと機械の種類。

どちらの文字盤も綺麗です。こりゃあ、欲しい!

両モデルとも、裏はスケルトン

あれ、何気に、、、、!

んっ?

当社、案外、シリアルの引きはいいかも。

だろっ

SARY159 メンズの限定シリアル

0007 / 6000

「なっ、だろっ?」

と言って、夜の路上で己のティム・バートンを女性に確認させて捕まった紳士がいたような。

紳士たれ。

 

さて、牛海では。

小さな町鳥取の小さな大学の校内で見かける彼に恋心を寄せた彼女バイトのナナちゃんがある日、コンビニに家庭ゴミを捨てるその彼を発見。かなり幻滅。

「どう思います?」

ということらしい。よしっ、ここは一気呵成。相手の弱点を狙って、ねじ込むように打つべし。打つべし。打つべし

「そんなことする奴ってどうだろうね、俺だったら、ないわ。いやー、自分ちのゴミをコンビニに捨てるって、マジないわ~。どんなに格好良かったとしても上辺だけ。心の中はどうだろう、汚いんちゃ」

「あなたの心が綺麗だからこそ、あなたはそうして悩むんです」

必死の攻勢を遮られた私は、その言葉にはっとして我に返る。カウンター越しのナナちゃんの目に涙が浮かんでいた。

「つい横から口を出してしまい失礼しました」

斜向かいのカウンターに座る、グレーの口ひげが特徴的な紳士がこちらに会釈をする。はて、どこかで見た覚えが、夜道か、いや。

「好きな気持ちと嫌いな気持ち。それは裏腹です。ちょっとのことでバランスが崩れる。綺麗な心を持つ、そんなあなたの恋の天秤はそれほど繊細だ」

やられたっ。

恋のライバルを貶すこと=自分自身の信頼を失くすことなのだ。この紳士然とした男性がしたのは、恋に悩む彼女、その繊細さを褒めること。そのことによって、ナナちゃんの信頼が一気にこのロマンス親父に!

「マスター、彼とそちらの女性にカクテルを。何がいいかな、そうだ “HoneyComb”を。ちょっぴりつらい恋には、ちょっぴり甘いこのカクテルがあうんです」

グレーの口ひげを柔らかくなでながらこちらにウインクをする。

「いえ、彼はマスターではありません」

きまり悪そうに指摘するナナちゃんに面食らいながらも体勢を立て直しオヤジはすかさず答える。

「知ってい」

「かんぱーい」

遮り、私は二人にグラスを上げる。

オヤジ、この度は引き分けだ。また、会おう、あの場所で

こちらで会うことが出来るか? 大人気バー「牛海」エントリー連作

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*1:すみません。全然関係のない会社でした 

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