日本の森の中の杉の木
その杉の葉の緑を、琺瑯(エナメル)という技術を用いて文字盤に発現させた時計
セイコー プレザージュ
SARX063
150,000円+税
杉の緑をイメージしたこの時計はやはり、自然の味わいをもってして、撮影したい。
以前の投稿で、私の部下的な人(以下、木村みのる)に用意してもらった木の板を用いて撮影した商品を掲載しましたが、これと云って特に反響はありませんでした。ただ、木村みのる的には何か思うものがあったのでしょうか、次の日出社してみますと、私のデクスの上に新たな木の板が!
「木村くん、これは・」
問いかける私を遮るように大きくかぶりを振り、そして、一回小さく首肯する。
眉根を寄せたその顔を左右に振って
「(お礼は)いいんです」
心持ち頬をあげ笑みらしい表情を作って(にちゃあ
うなずき
「使ってください(May the Force be with you)」
そんな感じか。
濃い緑色なので、奇抜なイメージはありません。普通に装用できます。
琺瑯というのを皆さんは御存知でしょうか?
ほうろう、と読む。
英語では “enamel” 。
エナメルのことですが、金属の表面にガラス素材の「釉薬」と呼ばれるものを高温で焼き付けたもののことです。
傷に強く、経年変化なども起きにくい。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%90%BA%E7%91%AF
このウィキはわかりやすですね。七宝焼もそう。「ホワイトボードなどにも用いられる」らしい。へぇ、となりました。
ジュエリーには結構、この技法は使われます。
当社も何度かご来店いただきジュエリーフェアをさせていただいた
塩島敏彦 先生
中嶋邦夫 先生
など、世界でも有名なジュエリー作家ですが、これらの技法をジュエリーにふんだんに取り入れていらっしゃいまして、そのジュエリーは全てすばらしい。一点一点、本当に手がかかっている。美しい。職人です。
こうしたジュエリーならば、本当に末長く使っていかれるものだと思います、はい。
時計の文字盤に使われることも多く、ユリス・ナルダンやブレゲにも、エナメル文字盤の時計があります。
ただコストが掛かるのでエナメル文字盤は通常、高級時計に使われる場合が多く、このSARX063 のように
「じゅうごまんえぇぇぇえーーーん」
という価格は、汗をふきふきトーカ堂北社長のモノマネをせずにはいられないお値段です。
シリアルもなんと2000番中の
年末、年始、わくわく感たまらない今日このごろ。出血大サービスをしたい気持ちが沸々と湧いてきております。
こちらも琺瑯です。色が、なんだろう、なんて言えばいいのかな
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